マンガ仕分けって、皆どうやっているのだろうか

 アパートのマンガが溜まってきたので整理しようかな、ということでいろいろ考えてみたのだけど、なかなか難しい。
 雑誌は、これはまぁ捨てるしかない。場所を取るし、大半の作品は単行本が出るので、それを買えば読める。単行本にならない新人の読み切りみたいのもあるので(コミックリュウは新人賞やってるからか、わりとしょっちゅうあるな)これはちょっと厄介だけども、やはりスペースの確保には変えがたい。気に入っていればそこだけ切り取って残しておくのもいいかな。


 問題は単行本がなー。アパートと実家に振り分けるとき、お気に入りのものはアパートで手元に置いておきたいわけなのだけど、1巻完結や冊数が少ないシリーズはいいとして、いま現在続刊中、収集中のもので遠からずそこそこの冊数になってしまうことが予想されるものをどうするか。それだけでも意外と多いんだよなー。それを残してちゃ整理の意味がないので、そこを削らにゃいかんわけだけど、同じシリーズの途中までは実家で途中からはアパートってのも、なぁ。読み返そうと思ったときすぐ読み返せないじゃない。もしなにか重要な伏線なんかがずっと前にあったことが判明して確認したくなったらどうしよう、とか思ってしまうのだよな。無駄な心配性と言わば言え。でもこういうのって、「そんなのそうそうねぇよ」と思ってるときに起きるもんだと相場が決まってるからさぁ。とか思ってしまうのだよな。
 とかうだうだ言っていても、しかししょうがないので。整理の目的は「アパートの本を減らすこと」であるので、それを考えれば、長そうなのは実家に置いておくしかない。結論は最初から決まってるのよね。あとは俺がそれを実行できるかどうかだけで。なわけで、『JC.COM』、『それでも町は廻っている』、『新装版 ヨコハマ買い出し紀行』、『新 ジャングルの王者ターちゃん』は、泣く泣く既刊分は実家に振り分けることにした。それ以外はひとまずアパートで引き受けよう。これから新しく買い始める作品もあるだろうから、自分でもうまく減らせているとは言いがたいが、これ以上の譲歩も難しいよなぁ。



 やっていて思ったんだけど、皆どうしてるんだろねマンガの管理。俺そんなに買ってる方じゃないと思うんだけど。しっかりオタクしてる人って、きっとものすごい勢いで溜まってるよな。単価が安いから買いやすいけど、そのせいで購入の閾値をちょっと下げるだけで冊数がすごい増えて、しかも紙の束だからたくさん集まると重量もバカにならない。
 住む物件選びの時点でそこまで考えて常に余裕があるようにやってるのか、すっぱりと割り切って「興味を持ったらすぐ買うけど、興味が失せたらすぐ手放す」なのか。今だと、バラしてスキャンしてデータを残しておけば本そのものは捨ててもいい、てのもあるのかな。あれだなー。魔窟と化した本好きの住処、みたいなのってネタとしてよくあるけど、ネットでよくある「俺の部屋の画像だぜ」みたいのって、そう考えるとどれもオタクの割りに意外と本が少ない気がする。意外と皆買わない? んなことないよな。ネット見てると皆よくマンガの話してるし。
 ブックオフの需要って、こういうところにもあるのかなぁ。簡易貸本や共有本棚みたいな。読みたいときに安く買って、読んで満足したら売って。立ち読みで済ますこともできるし。俺あんまり利用しないし、するときもたまーに105円コーナー行ってもう新品で買えなさそうなの拾い上げてくるだけなので、分からんが。中古好きじゃないんで。それに中古に売るって言うのもねぇ。以前は中古屋にゲームを売ったりもしてたけど、今はもうしてないし、マンガの場合は売ったこと一度もない。売ったところで二束三文なので換金目的でやるもんじゃないと思うし、換金目的でないなら、やる理由がないのよね。買ったけど合わなかったマンガはあるけど、売るかと言われると、その気にならない。一冊一冊は安いし小さいから「そんなに邪魔になるわけじゃなし、せっかく買ったのだから、別に手放すことはないじゃん」て思ってしまう。まぁ、それでもたくさん集まれば邪魔になるけど。でも幸いながらそんなたくさんはないのよね、合わなかったマンガって。
 それはどうでもいいのだけど。
 マンガの管理、意外と難しいというか、すべて取っておくには結構ハードルが高い代物なのだなぁと、今日はつくづく思った。ちゃんと取捨選択ができないと大変だねこりゃ。