Xbox One の北米向けゲームソフトのダウンロード版を、日本にいながら買う方法

 日本ではろくすっぽゲームソフトが出てくれない Xbox One ですので、もういっそのこと日本語入っていなくてもいいから海外向けのゲームソフトを買っちゃいたいと思う人は、ただでさえ少ない日本の Xbox ユーザーにあっても決して少なくないでしょう。そして、どうせ買うならディスク版ではなく、ダウンロード版を買いたいと思う人も。それを実現するための方法です。
すでに詳細な解説をしている Xbox ユーザーのウェブサイトはあります。
XboxOne 海外ストアでの購入方法(その2:ギフトカードの購入) – コグマノキブン
Xbox Oneで海外ストアを利用する方法。 - WindowsPhoneteq
 しかしまぁ、すでに複数あるのだから、もうひとつくらい増えてもよかろうと。Xbox One のシステムアップデートなどで細かいところが変わることもあるようなので、もしかすると何か意義があるかもしれません。別に無いかもしれません。
 ですが、自分が実際にやってみた方法ですので、システム変更がない限りは、そのまんま真似すればきっと誰にでもできます。もしかすると本当は別にやる必要のない手順も混じっているかもしれませんが、細かい検証をしているわけでもないので、自分がやったことをただそのまま書いておきます。参考になるものが多くて困るということは無いでしょう。たぶん。


 必要になるのは以下のものです。

  • クレジットカード
  • インターネットに接続したXbox One
  • もしトラブルが起きても自分で背負う覚悟

 上記の三つのいずれかひとつでも持っていないという人は、揃ってから試すか、他の方法を探すか、諦めましょう。


 基本的な流れは簡単です。

  1. 地域設定を北米にした状態のマイクロソフト・ストアで、クレジットカードを使い、欲しい金額分の北米市場用のギフトコードを購入する。
  2. 地域設定を北米にした状態の Xbox One でギフトコードを入力し、北米市場用クレジットをチャージする。
  3. そのまま Xbox One 内のストアでゲームを買う。

 これだけです。

 一応言っておきますと、Xbox One 本体に直接クレジットカードを登録するやり方は、どうやらクレジットカード所有者の住所とストアの地域設定を照合しているらしく、普通に日本のストアで使う分には問題無いですが、北米のストアで決済することはできないそうです。自分では試してないので伝聞になりますが、気になるならご自分でお試しください。もしそれで買えたのなら、SNS掲示板で「おい、クレジットカードでそのまま買えたぞ!」と大きく触れて回ってもらえると、皆喜びます。

 話を本題に戻しまして、では具体的な手順を書いていきましょう。

手順その1. マイクロソフト・ストアでギフトコードを買う

 最初に言っておきますと、この方法は冒頭でも紹介したこちらの記事で画像もついて親切に説明されていますので、そっちを見る方がきっと分かりやすいです。

 まずマイクロソフト・ストアにアクセスします。そのままだと地域設定が日本になっていると思うので、ページの一番左下にあるそれっぽいやつを押して、言語・地域設定を United States - English に変更してください。もしこの記事を書いた以降にページのデザインが変わっても、地域設定を変更するためのリンクは多分同じようなところにあるはずなので、頑張って下の方を探してください。
 設定を変更したら、皆さんご自分のマイクロソフト・アカウントでログインします。ログインしてから設定を変更しても問題ないと思いますが、私は変更した後にログインをしたので、自分の踏んだ手順を愚直にその通り書いています。マイクロソフト・アカウントについては、Xbox One ユーザーもしくは Windows8 以上のユーザーなら既に持っているはずだと思うので、説明はしません。
 設定を変更しログインも済んだら、ギフトコードを買います。わざわざメニューから探すのは面倒なので、検索で digital gift と入力してちゃっちゃと済ませましょう。検索結果にはあれこれ出てきますが、先頭で表示されるであろう Xbox Digital Gift Card なるものが目当てのブツです。もしかしたらいずれ名前が微妙に変わることもあるかもしれませんが、まぁ見ればきっとすぐ分かるでしょう。額面は、1ドルから始まって最大100ドルまで小刻みに選べます。
 一応言っておきますと、私は念のため、最初はまず1ドルだけ買ってみて、うまくいくか試しました。1度しか利用できないなんてわけじゃないので、不安があったら皆さんもまず1ドルで試すといいでしょう。日本円で100円とちょっとなので、万が一うまくいかなくてもダメージは小さいはずです。
ところでうちのノートパソコンは、うっかりチューハイをこぼして以来ちょっと動作があやしいので、他の人の参考になるのかはわかりませんが、私の環境だとマイクロソフト・ストアはかなりとろいです。もし皆さんが利用していて、なかなか画面が切り替わらないなどあったとしても、焦りは禁物です。ちゃんと待ちましょう。二重決済トラブルとか面倒なことになるのだけは避けましょう。
 ではそのまま購入へ。となるわけですが、ここで住所の入力があります。今回の記事の中で一番の壁はきっとこれでしょう。でも時間をかけてぐだぐだ悩んだってしょうがないので、とっとと済ませます。これまた冒頭で紹介した記事のこれを利用しましょう。
Address : 12048 Northeast Airport Way
City : Portland
State : OR
Zipcode : 97220
 私はこう入れておきました。アメリカでの住所の書き方よく分からんのですが、別にエラーとか出なかったのでいいのだと思います。思っておきましょう。思っておくことにしました。結果が全てです。
 ちなみに、自分では試さなかったのですが、ここで入力する住所はあくまでクレジットカード情報に紐付けられるものなので、もしかすると日本の住所を入れても何の問題もなく買えるのかもしれません。どうぞお好みでお試しください。

 電話番号については、これもよく分からんのですが、最初んとこに国際電話の日本の国番号81を書いときました。住所がアメリカなのに国際電話なのはどう考えてもアレなわけですが、考えたら負けです。それで通用したんだからいいんです。だいたいメールアドレスも入力するんだから、何かあればそれでも連絡できるだろって話です。
 メールアドレスについては、そこで入力されているものにコードの書かれたメールが届くはずなので、ちゃんと現在利用中のアドレスを入れておきましょう。
 住所と電話番号とメールアドレス以外の部分については、まぁいちいち説明いらんですね。学生時代、英語が万年赤点だった俺ができるのだから、他の人間にできないわけがない。
 買ったコードは決済後の確認画面で表示され、入力したメールアドレスにも同じものが届きます。ただしあくまで「私が買った4月20日の時点では」なので、油断は禁物です。不安なら画面保存でもメモでも何でもしときましょう。

手順その2. 買ったコードを Xbox One で入力する

 もう山は越えました。手順その1が終わったなら、あとはもう消化試合みたいなもの。の、はず。Xbox One のシステムアップデートで致命的な変更がされていない限りは。

 Xbox One の地域変更の仕方は、説明が必要ですかね。別に何もややこしくないです。「設定」の中の「システム」の中の「言語と国や地域」のところで変えられます。システムアップデートで細かい部分が変わる可能性はありますが、まぁ設定関係の部分は基本そう大きく変わらないでしょう。まず「言語」を English に。そうすると「国や地域」が自動で英語圏のものになるので、その中から United States を。そして再起動したら、設定変更完了です。
 再起動が終わったら、ストアを見てみましょう。本体の地域設定を変えたら接続されるストアの地域も変わったのが、商品のラインナップですぐ分かるはずですね。日本では売っていないあれもこれも売っています。
 ではコードを入力しましょう。ストアに Use a code みたいに書いてるとこがあるはずです。そこで入力。はいチャージ。はい終了。

手順その3. ゲームを買う

 この説明、いりますかね。欲しいゲームを Xbox One のストアで買いましょう。何の問題も無く買えるはずです。私は買えました。
 もし買えなかったら? この記事の最初であげた必要なものの、三つめを読みましょう。これは、そう言う類のことなのです。自己責任、輝く四字熟語。



 気休めをひとつ。『ダークソウル 3』が海外より数週間早く日本で発売されたとき、海外の大手ゲームメディアのひとつ Eurogamer が、欧米のXboxユーザー向けに「欧米から日本のストアにアクセスしてゲームを買う方法」を記事にしたこともあります。どこの国のユーザーも、あの地域では発売しないだの発売が遅くなるだののメーカーの思惑なんて関係なく、自分が遊びたいゲームを買えるのなら買いたいと思うものだし、実際買うのです。



 以上です。どうぞ買い物をお楽しみください。興奮して買いすぎませんように。