オタヲタ

 産経新聞って言うと日本人なら誰でも知ってる新聞だけど、そういうとこでも記事タイトルでまで「ヲタク」なんて言葉使うのな。「オタク」なら分かるけど、「ヲタク」なのかー。と思って記事の中身読んで更にびっくり。

 「古事記」時代以前に創設された関東最古の大社「鷲宮神社」(埼玉県鷲宮町)に今夏、アニメファンが殺到する異様な現象が起こっている。この神社が人気アニメ「らき☆すた」の美少女キャラが暮らす家と設定されたため、「聖地巡礼」のファンが押し寄せているのだ。アニメ雑誌の記事も拍車をかけ、閑静で神聖な神社町はコスプレ姿やカメラを手にTシャツ、リュック姿という「アニメオタク」(略称「アニヲタ」)が集まる町に一転。異色のアニヲタ絵馬も登場するなど、地元住民が気味悪がる事態となっている。

 記事中で最初に出たときは「アニメファン」なのに、次に出てきたときには「アニメオタク」になり、さらにその略称として「アニヲタ」へと超進化ですよ。なんだそりゃ。統一しろよ。新聞記事としては蔑称的な意味を含まないようアニメファンで通すとこじゃないのか。最初はそう書いてるんだし。そうじゃなくてもせめて、アニメオタクの略称ならアニオタだろ。なんでそこで「オ」が「ヲ」に変わるんだ。いやヲタクって表記はそんな珍しくはないけどさ。ないけど、書き分けとしてはっきり別々の意味を規定されているわけじゃないから、それはダメだろう。同一記事中で二種混ぜて使うのは。


 とか思う俺が神経質なのか。そこいらのブログとかネット掲示板ならともかく、新聞社の記事ならこういう表記はちゃんと気をつけて文章書くべきだと思うんだが。「べき」というか、新聞社とか普通そういうことのチェック体制が組み込まれた編集システムになってるものじゃあないのかしら。……でも実際こうやって記事出てるものな。俺が考えすぎなのか。それとも産経ってそう言うレベルの新聞なのか。実は読んだことないのでよく知らんのだが。