ニンテンドーDS『MOON』クリアした

 クリアした。予想そのままにEpisode.17までだった。最後の方、宇宙船で急に別の星に行ってたりして、もう話はさっぱり分からなくなった。なんだったの結局。悪い宇宙人みたいのを倒しはしたけど、そのあとエンディングで出てきた円盤はじゃあ何なの。さっぱり。


 で、改めて振り返ると、なんですな。北米では、実はニンテンドーDSFPSとしては『コール・オブ・デューティ 4』のが評価が高いことが多い、みたいな話を聞いて信じられなかったんですけども、『MOON』の評価が必ずしも高くないってのは、分かる気がした。
 確かに、昨日も書いたけど、基本的な部分はニンテンドーDSで遊びやすく作られてると思うんだよな。ただ、そのせいで逆にバリエーションを拡げることが出来なかったのか、ずっと同じようなところで同じような敵を倒しているだけ、みたいになってはいた。おかげで、最後の方は一度に出てくる敵を増やすとか攻撃力を上げるとか、そんなような調整になってて、しかもそれがなんかちょっと急じゃないかなって感じもあって、うーん、ていう。
 なんすかね。もうちょっと短くてもよかったんじゃないのと思うんだけど、ちゃんと話が分かると、こんくらいの長さがないと語りきれない、みたいなことなのかなぁ。いやでもEpisode.17っても、エリア探索とボス戦が別にカウントされているから、実質9ステージくらいで、そう考えると、別に長いってもんではないんだよな。バリエーションがないから、途中でダレてきて長く感じるのかしら。となるとやっぱり、もうちょっと短くてよかったんじゃないか。


 まだあまりニンテンドーDSのゲームを遊んでいないので、これはネットとかで聞きかじったようなことから思い描いた完全に勝手なイメージだけど、ほら、やっぱり基本性能で言うと、ニンテンドーDSって一番低いわけじゃないですか、現役のゲーム機の中で。そんでいてしかも、いわゆる脳トレブームみたいので、普段ゲームをやらない層にまで、すごい売れた。そいうのもあって、しょせん携帯機だから、やっぱり性能が低いから、子供向け・ライトユーザー向けだから、みたいな批判を恐れて、意味もなく長くしたり難しくしたりってのが、結構あるんじゃないかなぁニンテンドーDSソフトって。どうなのかな。繰り返し言うけど、これ完全に勝手なイメージだからね。俺の。まだニンテンドーDS経験浅いので、実際に出ている多くのソフトがどんなものなのか、体験としては分かってない。


 『MOON』に話を戻して。ベースはとってもいいゲームだと思う。けど、やっぱり、同じようなのばっかりなので、クリアまでやると途中でちょっと「うぅむ」となってくるのは否めない。FPSが好きで、ニンテンドーDSFPSを既に何かしら楽しんだことのある人、やったことないのでどういうものか興味がある人、B級くらいなら普通に楽しめるよ俺って人は、いいんじゃないかな。特にFPSにもB級にも興味がなくてただ面白いすごいソフトをっていう人にとっては、まぁ、候補タイトルとしては2,3群目あたりかねぇ。
 個人的な体験としては、『コール・オブ・デューティ 4』と合わせて、それも連続してニンテンドーDSFPSを触れたってのは、悪くなかった。1本だけだと、やっていて不満に感じた点が、ハードによるものなのか、ソフトによるものなのか、プレイヤーである自分によるものなのか、なかなか分からないのでね。て、こう言うと、単体としてはダメと捉えられそうだけど、いや、諸手を上げて「面白かった! みんなにお薦めできる!」ではないけど、自分なりには面白かったよ。もし続編や、同じRENEGADE KID開発のFPSが出たら、また買いたいなと思うくらい。『DEMENTIUM 2』はナシでね。ホラー苦手なので。


Moon (輸入版:北米) DS

Moon (輸入版:北米) DS