あかほりさとるの名前を久々に見た

 あかほり先生曰く「ライトノベル業界そのものがあぶない」とのことで、俺は今のライトノベルがどんな感じなのか、あかほりさとる氏が今どういう仕事をしているのかもう全然知らないし、この発言があったらしい本も読んでいないのだけど、でもさー。さー。そりゃあ、あのあかほりさとるの全盛期に比べたら、大体のものは「どうもパッとしないねぇ」になるに決まってるよな。まぁ俺がオタクはじめたころには既にオタクにも馬鹿にされるポジションだったけども(これをバカにしてこそオタクとしてある線が越えられるぜ、的な感じと言うほうが正しいのだろうか。いつの時代にもあるよね、そういう扱いをされてしまうもの)、それでもすごい勢いのあった人だったのは確かだものな。
 はじめてあかほり作品をちゃんと読んだのは電撃文庫の『爆れつハンター』だったけど、あのときの衝撃波忘れないよ。後書きじゃなく本編中で、地の文に作者が出てきてキャラクタと会話してるんだもん。「そんなのもありなのか!」て。本を読んでいてあんなに驚いたことは、後にも先にもないね。まだ。


 ところで、どうなのかな。今の若い人にとっての「あかほりさとる」って。「誰?」だろか。それとも何がしかで活躍はしてるのかな。もう最近のアニメとかマンガとかライトノベルとかの流れは、全然分からんのでなー。よく分からんままに「偉そうなこと言いやがって、老害め!」みたいなレッテル貼られて済まされてしまうとちょっと悲しいんだけども。別にファンでもなかったが。気になるな。