inside xbox 『ファミ通Xbox360 3月号』編

 ついこないだインサイドXboxについてアンケートやってましたけど、それの効果なのかたまたまタイミングがあっただけなのか、Inside Xboxでようやくスタートラインにつけた感じの動画が。ファミ通の編集者とか出演さすくらいなら、やはり最初からあれくらいはやっておいて欲しかったわけですけども。


 ちゅうわけで、ニコニコ動画に上がっていたのを見ながらざっと書き出し。出演しているのは、編集長の松井ムネタツ氏と、ジャム爺氏。

その1 マイクロソフト

 マイクロソフトの話。『ロストオデッセイ』以降の日本発タイトルについて聞かれるも言葉を濁すムネタツ氏に、ジャム爺氏から「個人的に気になってるのがあるんですよ、『マスエフェクト』」とピンポイント攻撃。対するムネタツ氏の言葉の濁し方がさらにあやふやに。マイクロソフトは基本的に日本版をちゃんと出す、というところから考えると、彼もこれといった日本版の進展を聞いてないくさい不安な感じが。

その2 去年もいっぱいXbox360タイトルを出しているメーカー

 「3シリーズ」云々言ってるあたりからすると、Ubisoftの可能性大。ここで出る「シリーズ」が指すのは『ゴーストリコン』、『スプリンターセル』、『レインボーシックス』と取るのが素直な解釈だろう。が、そのあとの「更に2つくらい」発言が指すのが、同じトム・クランシーシリーズに属し北米では既に発表されている『エンドウォー』・『エアーコンバット』と取るか、それとも既存3シリーズの続編である『レインボーシックス ベガス2』・『スプリンターセル コンヴィクション』と取るか、そこが問題。まぁ、Ubisoftは日本展開に積極的なので最終的には4つ全て正解と言う状況になるだろうと思うけど、ムネタツ氏が「でも1つは」と言いかけているところを見ると、ここで指されているのは俺は後者なんじゃあないかと思ってみた。このインサイドXboxが配信される18日の時点ではファミ通本誌のスケジュールで『レインボーシックス ベガス2』の発売が知れていることを思い出したものの、でも違ったら大変なので念のために明言は避けておこう、という慎重な態度になったのじゃなかろうかと。

その3 Xbox360では、最近静か(?)なメーカー

 ムネタツ氏が「カp……」と言いかけるようなシーンがあるのでニコニコ動画ではカプコンと見る向きが強いが、はっきりと口にしているわけではなく、またカプコンである場合は1月31日に『デビル・メイ・クライ4』が控えているので、果たして「最近静か」と呼ぶものかどうか、若干引っかかるところ。が、そのあとジャム爺氏も「まぁ、今度……」と言ってはいるので、それが『DMC4』であるとして、カプコンと見るのがやはり一番素直な解釈か。そうなると「もうちょっとすると新作発表もある」「続編て言っていいのかなー」あたりは、『バイオニック・コマンド』か『ストリートファイター4』あたりが有力か。で、『バイオニック・コマンド』は、これも先に挙げた『レインボーシックス』同様にファミ通本誌のスケジュールで日本での発売が既に知られているので、1月末発売号を読めば分かるというタイミングとしてはこれがぴったり合っている。
 のだけど、このあとさらに話が進むと「こんなの」と言ってムネタツ氏が銃を構える動作をするんだよな。これが『ストリートファイター4』でないのは明らかだけど、ただ『バイオニック・コマンド』は銃を撃つゲームでもあるけど、絵的な部分で言えば宣伝で一番強く打ち出されるのはワイヤーアクションのはずだから、そこがどうもな。発表がもうちょっと先っぽいような言葉の濁し方をしているあたり、ここは『ロストプラネット』の続編もしくはアペンドと見るのが最も素直な解釈になるのかしら。完全に音沙汰無しの『デッドライジング』とは違ってプレイステーション3への移植も既に決まっているわけだから、今後シリーズとして展開されて行くのはほぼ決まってるだろうし。
 そのあと、ジャム爺氏からの「もうひとつの続編は?」のつっこみにムネタツ氏が「あれはねー、あれはどうかな」と言っているのが、さて何を指すのかはちょっと謎。ここでようやく、前の話では当てはまらなかった『ストリートファイター4』なのか、前の話が『ロストプラネット』とすれば当然の流れとして出てくる『デッドライジング』なのか、それとも最も大きな期待を背負うカプコンタイトル『バイオハザード5』なのか。どれとも取れるんだよな。


 しかしやはり、「(最近)少なくとも360では静かだった」発言は、『デビル・メイ・クライ4』発売間近の時期であることを考えると、いまいち納得しかねる感じが拭えないのだよなー。まさかあれ、Xbox360版は外注で適当にやらせてるとかなのだろうか。でも公表されていないそういう事情がもしあれば、逆にはっきりとフォローが入るか。うぅむ。カプコンの可能性は確かに高いんだけど、それにしては引っかかる部分が大きすぎるような気も捨て去れない。

その4 去年いっぱいXbox360タイトルを出したメーカー

 その2と紛らわしい紹介字幕ではあるものの、動画中、やばい部分にはピー音とともに口元が隠されるのだけど、口が動いている時間の長さと隠しきれて居ない口の周辺部の動きからして、(わざと違うメーカー名を言っているとかでない限り)ここは明らかにバンダイナムコゲームス。
 ジャム爺氏に「言っちゃっていいんですかそれ」とつっこまれつつ「きっと皆ももうすぐ分かることだから」とムネタツ氏が返す「今年も、だって、ねぇ、 [ピー] を360……」発言のあたりは、ニコニコ動画では「テイルズじゃないか」との意見多数。ここではピー音と隠された口元からでは俺はちょっとはっきりしたことは言えないけど、でも「テイルズと言っているのでは」と勝手に思い込んでから注視するならば、違和感はない。その少し前に「テイ……」というような単語を言いかけているようなシーンもあるにはある。でもやっぱ俺にはちょっとわからん。そもそも俺あの、昨年末あった「サイトのソースにXbox360の文字列が」ていうあたりからの「新作がXbox360でほぼ確定」騒ぎも、展開としてあまり信用してない人なので。信用性とか以前にゲハ厨ウゼェよ的な意味もあって。まぁ、気になる人はXbox360起動するなりニコニコ動画を見るなり、自分で確かめていろいろ考えてください。
 ちなみに『トロイ』について触れているようなシーンは一切なかった。

その5 静かなように思えてじつはアレを作っていたメーカー

 どーだろね。これも口元の動きとかからははっきりとは言いづらいけど、ニコニコでの「スクエニかな」というコメントを見てから、「そうかも?」と思った上で見ると、まぁそう見て違和感はない動き。「アレを作っていた」というのは、『トラスティベル』がトライクレッシェンド開発だったことを考えると、ムネタツ氏の「去年だと、 [ピー] 作ってたのは事実上ここ」発言も不自然ではない。
 「いやー、今年中は、どうかな」については、ニコニコ動画では「『スターオーシャン4』だ!」という声が大きいのだけども、ここはジョン爺の方から「発表されてるじゃないですか」と話を切り出したことを考えると、『SO4』はまずない。テイルズらしきものに言及したときの慌てっぷりとだいぶ違う。ここは『ラストレムナント』か『インフィニット・アンディスカバリー』と見るのが素直で分かりやすい。ピー音のときの口の動く長さとしては『ラストレムナント』が合ってるかな。
 ちなみにそこで「それよりも先に新作が」という発言もあるのだけど、1月末発売の「本誌を読めば分かる」という程度のことのようなので、『インフィニット・アンディスカバリー』の方は今年中に出る予定ってくらいかね。
 あと、ニコニコだと、ここの「アレを作っていた」のアレは『ロストオデッセイ』で、メーカーはAQインタラクティブじゃないかって話もあって、これもこれで辻褄は合う。初めのころ『バレットウィッチ』や『ヴァンパイア・レイン』があったけど、表にメーカー名出てたのは去年の1月に出たその『ヴァンパイア・レイン』が最後なわけなので。『ロストオデッセイ』作ってたフィールプラスはグループ企業だし、「今年はまだ出そうにない」のとこには『クライオン』が当てはまりはする。ま、『クライオン』は久しく続報無くて、なんか実際にはとうにスタッフ事実上解散みたいな噂もあるけど……。
 どうかしらね。

その6 今年中に発表&発表される新作タイトルがあるメーカー

 ちなみに上の「発表&発表」は、俺のミスではなくはっきり字幕が動画に出てる。ムネタツ氏の発言からして「発売&発表」の誤字だと思う。で、ここで「もうすぐ発売されるタイトルもあるし」と出てくるので、俺としてはカプコンはこっちのが当てはまっているような気がするんだよな。ニコニコ動画だと「テクモ?」という意見もあるけど、テクモが近く発売予定のタイトルはないものな。「もうすぐ発売」から辿って考えると、1月31日にソフトを出すカプコンエレクトロニック・アーツセガか、年度末にソフトの多いスパイクあたりじゃなかろうかね。かなり精力的にやっていくメーカーのようにムネタツ氏が言うあたりからすると、エレクトロニック・アーツかスパイクか、海外のローカライズをメインでやってるとこのが可能性は高そう。
 なんだけど、ここではもうひとつ「え? ウソだろ? という合体技?」と、なにかとなにかのコラボを匂わせるようなことを言ってて、そこがなぁ。海外のソフトでそう言うのって、浮かばんのだよな。と言って、日本でも浮かばんのだけど。バンダイナムコは別のところで言及してるから『ソウルキャリバー4』ではない。スーパーロボット大戦とかA.C.E.とか既存のお祭り系タイトルなら別の言い方をするだろうし、そうなるとなんだろう。ここは分からん。

追記

 『SEGA Superstars Tennis』があったなそういえば。あれはまだ日本版はアナウンスされてないはずだから、今の段階ではっきり言及されなくても納得は出来るし、かといって北米ではとうに発表されてるのだからひた隠しにされるほどでもなく関係者には分かるようにちらっと言うのはありえる。でももしここのメーカーがセガだとすると、PS3はともかくXbox360で今年なにを出すつもりなのかっていうのが問題よな。そうそうやる気があるようには思えない。セガだし。

追記2

 合体技ってことだと、コーエーの『戦国無双2 with 猛将伝』がそれっぽいなーとも思って、コーエーなら確かに2〜3本ソフト出すといわれてもそれほど不思議ではない。ただ、コーエーの場合、冒頭の「もうすぐ発売するタイトルもある」に当てはまるものがない。華名さんが試合で欠席と言うことは収録は年明けっぽいから『ガンダム無双』はないし、そうなると最も近い発売日はまさにその『戦国無双2 with 猛将伝』になってしまうのよな。収録が年明けと言いきれはしないけども、特定するには若干つらいとこか。あ、でも、年末に『Halo Wars』と『Fable2』の日本版がアナウンスされたことにムネタツ氏が言及してるから、やっぱ年明けだな。



 まぁ、なんだな。ざっと見たけど、よく分からんことの方が多かった。けど、何にしても30日発売の『ファミ通Xbox360 3月号』を読めばだいたいは正解が分かる(はずの)ようなので、そのとき答えあわせでもするとしよう。
 あと、今回は代打ってことだけど、あきらかに華名さんよりジャム爺氏の方がこのコーナーはあってる。ムネタツ氏も引き立ってるし。華名&ムネタツのいつものは、ぐじゃぐじゃであれちょっと見てらんないよ。というか、「あんた実のところそんなに興味ないよねXbox360ソフトに」的なオーラが出すぎててな。MSKKの泉水氏みたいな感じのオーラが。あれがねー。うん。