マルチプラットフォームのふしぎ

 『Bioshock』の記事がとりあえず読んでみたかったのと、週末に友達と会う約束があったのでそのとき持っていってゲームの話をするときネタになってもらおうということで、先週の『週刊ファミ通』買ったんですよ。
 で、読んでて、ふと気になったんですね。ファミ通チョイスとか言う体の良い広告ページに載ってた『アサシンクリード』のとこ。当然、Xbox360版とプレイステーション3版のデータが並んでいるんですけども、何が気になったかって言うとセーブデータ容量。Xbox360版が「要300キロバイト」なのに対して、PS3版が「要3メガバイト」とか書いてある。いやいや、待てと。なんだってそんな差が出るのかと。俺はコンピュータ・プログラムのことまったく分からないんで、もしかしたらちゃんとした知識の基に考えれば別に何もかしくないことなのかもしれんけど、でも素人目にこれは、やっぱ不思議に思うよな。
 そうなると、じゃあ他のソフトはどうなのだろう、って思うのは自然な成り行きと言うことで、Xbox360版とPS3版の両方のデータが載っている他のマルチプラットフォームタイトルの記事も探してみた。

タイトル名 Xbox360 PS3 PS2
アサシンクリード 要300キロバイト 要3メガバイト
NBA 2K8 要2.75メガバイト 要4000キロバイト
ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団 要64キロバイト 要937キロバイト 要82キロバイト
ワールドサッカー ウイニングイレブン2008 要2076キロバイト 要10メガバイト 要945キロバイト
真・三國無双5 要500キロバイト 要350キロバイト

 まぁ、なんですか。頑張って調べんたんですけども、どの機種のが必要容量が多いのかソフトによってバラバラで、何も規則性無しと。これだけだと『真・三國無双5』の異端性がどの程度なのか分からない。もっとデータ集めて並べれば面白そうですけども、そんなやる気するわけないんでね。ちなみに、キロとメガの単位はファミ通に書いてあるとおり引用してますんで、一体どういう基準で使い分けられてるのかは俺は知りません。


 ところで、途中にもっと面白いものを見つけた。『ニード・フォー・スピード プロストリート』。日本ではPSPPS2,、WiiPS3Xbox360の5機種での発売なのだけども、この価格分けがなかなか興味深いと言うか不可思議と言うか。

PSP版5,040円 < Wii版6,090円 < PS2版 = Xbox360版7,140円 < PS3版7,329円

 PSP版が一番安いのは、これは分かる。でも、他が。誤植かと思って公式サイトで確認したけど、間違っていなかった。一体全体、どういう根拠による区分けなのか。「Wiiはハードが売れてるからソフトを安くして売れる」。「PS3ソフトはメディアがブルーレイだから高くなる」。推測としてはありそう。でも実は北米では、PS2版が一番安くて、PS3版はXbox360版と同じ値段なのよな。なぜか日本版は分け方が違う。なぜWii版は7,140円ではなく6,090円なのか、なぜXbox360版は7,329円ではなく7,140円なのか。
 つーか調べたら、『マッデンNFL 07』も『FIFA 08』も『NBAライブ 08』も、エレクトロニック・アーツの日本のソフトは、どれもPS3版よりXbox360版のが少し安くなってるのな。でWiiソフトは安い。ファミ通をよく読み返すと、先に挙げた『ハリー・ポッター』のソフトの価格設定もそうなってる。どうやら一貫した姿勢らしい。なんなんだろう。ロイヤリティの違い? Wiiは安くて、PS3は高いってことなのかしら。でも日本だけってのがよく分からんよな。日本と海外じゃ掛け率が違うもんなのかね、同じハードでも。
 ま、考えても分からないし、いいか。