落葉の候となりまして

 かつて自分が大好きだったものが、いまではその作品自体より、後発作品の中で披露されるパロディの元ネタという立ち位置の方でよく知られるっていうのを目の当たりにするのは、結構なショックを受けるものだな。いやまぁ、これは俺がだいぶ大袈裟な受け止め方をしてしまっているんだろうと理屈では分かっているのだけれど、でもその理屈が脳みそから心臓に降りて来てくれない。ニコニコ動画のコメントとタグで見かけた「神岸じゃありません」のたった一言で、なんだって俺はこんな目から汁を流すがごとくの動揺を示すのか。