ギザギザハート

 金曜日だか土曜日だか忘れたけど、ラジオ聞いてたら中川翔子が出てましてね。俺、オタクキャラで売ってる女性タレントってくらいしか知らんかったんですよ。別に誰がオタク趣味を持とうが知ったこっちゃないけど、それを人気獲りのネタに使う奴らは大嫌いなんで、ブログ見たことないし、テレビ番組でも見たことなかった。見たいと思わなかった。そのラジオ内で中川翔子のアニソンカバーを流した後に「そこらのアイドルのアニソンカバーって作品に対する愛がないけど、翔子ちゃんのは〜」みたいなこと言っていたけど、まさにその「愛がない」って感じがするじゃん。国産のアニメやマンガやゲームを「日本のが世界で一番なんだ」とか別に自分が作ってるわけでもないのに自慢げにしょっちゅう喚いてる奴らが嫌いなのも同じ理由な。お前ら別にその対象の作品が好きで喜んで喧伝してるわけじゃないよねそれ、っていう。あれ、話がずれた。
 とにかく、俺は中川翔子ってキャラクタを完全にネットでの伝聞でしか知らなくて。それはどんなのかっていうと、なにかにつけて「ギザ○○ス」って気持ち悪い言い方をする、一発芸をひとつ当てると、番組に呼ばれるたびに話の流れ完全無視でその「キメ台詞」ばっか連呼して即効使い潰すお寒い3流芸人みたいな、そういうキャラクタなのだと思っていたわけさ。でなきゃほら、大学のカフェテリアとかで、2ちゃんねるの書き言葉を実際に口に出して会話で使っちゃうような、お世辞にも服装に気を使ってるとは言いがたい類の男子学生さんたち。いるでしょ。多分いる。俺カフェテリア行ったことないけど。ああいう人種だと思ってた。あ、例えの下手な俺でもできる、もっと分かりやすい例えがあった。あれだ。「○○りゅん」みたいな。いくらネタに困った末の苦渋のキャラ付けにしてもそれは頭悪すぎるだろう、って感じの。そういうキャラクタなのだと思い込んでた。
 普通にしゃべるのな。あの人。