嗚呼、仲間外れの寂しさよ
Xbox.com : Fifth Splinter Cell exclusive to Xbox 360
欧米では来月にはシリーズ4作目の『Splinter Cell : Double Agent』がWindows、Xbox360、Xbox、Playstation2、GameCubeなどで発売されるわけですが、その次の5作目はWindowsとXbox360の独占になるらしい。どうやら、以前にこのダイアリーでも紹介した『Splinter Cell : Conviction』は本物のネタだったみたい。
ただねー。Xbox360ユーザーとしては、シリーズの次回作がまたXbox360で出るのは嬉しいんだけども、一ゲーマーとしては、今までずっとマルチプラットフォームだったシリーズが途中でいきなり独占になるってのはねぇ。うぅむ。
- サターン、ドリームキャスト、Xboxと渡り歩いて来たので、他機種オンリーのソフトばかりが発表されて一人寂しくハブられる悲しさはよく知ってる。
- 6作目移行も続くタイトルなのだろうから、それが突然に独占になれば、他の機種のユーザーが混乱しないようにと当然ソフトの内容にも何がしか影響する。簡単に言えば「やらなくても次回作のプレイには一切支障はない」という類の。
- またそのソフトから得られる収益も変わるだろうから、そうなればまた製作時にその予想される収益の差額分だけ何がしかが内容に影響する。
あんまり良い影響があるとも思えないよな。
まぁ、プレイステーション2で帝国を築いたソニーの次なるプレイステーション3には放っておいてもそれなりの数の独占タイトルが揃うわけなので、攻める側のマイクロソフトがこうやってあれこれと手を回して独占タイトルを増やしていくのは当然の努力といえばそうなんだけどもさ。そういう意味では、ハードメーカーのゆるぎない「やる気」が伺えるのはとても嬉しいね。その種のものがMSKKからは一切伺えないだけに。
でも、できればこういった努力は、マルチタイトルをXbox360独占にさせるのより、プレイステーション3独占タイトルをマルチにしてもらうという方向に多くを割いてほしいところだ。いや勿論、その機種だけでしか遊べない独占タイトルを一つでも多く、より魅力的なのを揃えると言うのは重要だけどさ。でもそれはサードパーティではなく、ファーストパーティやセカンドパーティでやる仕事だと思う。
でもだからと言って、人気の出た『Halo』を公約どおり3作目で終わらせずにずるずると引っ張り、Bungieスタジオをそこに縛り付けるのもやめて欲しいところです。