閉幕

　幕張で開催されている東京ゲームショウ2006は今日が一般公開一日目で、明日の二日目が今TGSに関連したもの全て含めてイベント最終日と言うことになるわけだけども、もう今日の時点でさっぱり盛り上がってないんですよね自分。「あー、まだやってたの？」っていう。
　プレイステーション3の値下げって言うのが最大のサプライズであったことには違いないんだけども、別に今すぐ買いたいと思ってるもんじゃないし、なによりこっちが一番欲しいサプライズはソフトなわけでさ。なーんにもねぇでやんのな、PS3もXbox360も。まー、せいぜい『ロストオデッセイ』が「なんだよ意外と面白そうじゃんよ見くびっててごめんよサカグチサン」ってくらい（XBOXYDEの動画にリンクしようと思ったのだがどうやら削除になったらしいので、興味のある人は画質は若干アレだけどYou Tubeにあるこのあたりでもご覧ください）。『地球防衛軍3』のプレイ映像や『天誅 千乱』の体験版にしても「どんな出来なのかの確認」っていう意味合いはあったにせよ、なにか驚くようなものではなかった。ほとんどがそのパターン。結局のところはどれも前から発表されていたものの進捗状況の公開であって、「こんなの作ってたのか！」ていう驚きは一切ない。
　期待していた『Bling It Home』も、E3 2006の頃のと同じ内容のムービーばかり。E3と同じレベルのものを期待しちゃいけないってのは分かってはいたけども、今回はひどすぎる。こんな程度のものしか用意できてなかったのなら、少なくともトレーラーの配信はこのイベントの売りにしなくてよかった。というより、しちゃいけなかったな。

　つーか、Xbox360は本当に新しいの1本もないのか。新作発表なしか。『ブルードラゴン』の廉価版本体セットをサプライズだと抜かしてやがったのか、MSKKの広報は。12月まで詰め込めるだけ詰め込んで年内110タイトルとかバカみたいな言ってんじゃねぇっての。お前らが内輪で決めた公約の駆け込み実現なんか今さらどうでもいいんだよ。来年どうすんだ来年。このままじゃXNEWSさんの心配どおりの展開だろ。既に発表されている少しのタイトルと、わずかなローカライズで食いつなぐつもりか。食いつなげると思ってやがるのか。こんな惨状じゃ、プレイステーション3が10万円に値上げしたって勝てるわけない。なんなんだよもう。これじゃあ、プレイステーション3用ソフト開発の踏み台としてXbox360用ソフトを作ってもらいましたってだけだ。ソニーのPS3ために国内メーカーにちょっとばかり融資をしてあげちゃおうってところなのか、MSKKのXbox部門てのは。
　既に泥沼状態でどうにもならんってところだろうけど、でも撤退しない以上はどうにかしてもらわないことにはねぇ。攻めるはずの側が呑気に手を休めてちゃ、そりゃいつまでたっても砦は落ちゃしませんよ。