デモ

 E3期間中に3本のゲームのデモがXbox Liveで配信されたので、やってみた。

Test Drive: Unlimited

 一応日本でもアタリから発売予定。ゲーム内で再現されたハワイのオアフ島を走り回ろうという、ドライブゲーム。レースゲームっていうと「決められたコースを早く走る」だけのゲームが多いけども、そうではなく、「でっかいフィールドを一つ作っておいてやるから、あとはその中を好きに走っていいよ」というコンセプト。オンライン対応で、他のプレイヤーと一緒にドライブしたりレースしたりも出来る。らしい。毎度の如く日本語公式サイトなんて作ってくれちゃいないので、詳しい情報がよく分からん。体験版はオフラインとオンラインの両方に対応。
 グラフィックは「なるほど次世代機だね」と頷けるレベルだが、処理落ちやフリーズがだいぶひどいらしい。「らしい」ってのは、話には聞くけど、自分が遊んだときには別にそういうのはなかったから。道には一般車も走っているので、交差点で一時停止を怠て飛び出したり逆送したりすればクラクションを鳴らされるし、好き勝手に暴走すればぶつかりもし、そして交通規則を破れば警察に追われる。捕まると罰金のお支払い。あと、試しに海岸沿いの道路から飛んで海へ突っ込もうとしたら、瞬間移動で道に戻された。チッ。
 なかなか面白い。出たら買うかもな。

MotoGP 2006

 これも一応日本での発売予定あり。バイクレースゲーム。
 グラフィックはかなりすごいレベル。でもそもそもバイクレースに興味がないので、一切心が動くこともなく。ひたすら暴走して他のレーサーにぶち当たっては転倒を繰り返して終了。興味がある人には面白いらしいけども、興味なければこんなもんなんだよねゲームって。いやゲームに限らずそうか。関心のある人は他のちゃんとしたユーザーさんの感想をどうぞお読み下さい。

Lost Planet - Extreme Condition

 カプコンのアクションゲーム。日本でも発売予定あり。主役に韓国人俳優を起用して話題づくりをしたはずなのだが、カプコンのE3 2006サイトのタイトル紹介ページには、そのことは一切書かれていない。よく考えたらゲームになんて韓流効果は期待できないよな、とようやく気が付いて売りにするのはやめたのだろか。どうにせよこちらとしても、韓国ドラマは見ないから顔はよく知らないし、声は日本人が吹替えてしまうのだろうから、どうでもいいんだけども。体験版では2つのステージが用意されていた、今回はそのうち最初のステージだけ。
 サード・パーソン・シューティング。キャラクタの動きが若干トロいのと(最初は雪の中を歩いていることの表現かなと思ったのだけど、雪から出ても同じだった)、照準の動きがカメラと完全に連動していない(中央から十数度ほどずらすだけだと、カメラはそのままで照準だけが動く)のが不満。日本人を意識しての3D酔い対策なのか知らんが、普通のTPSみたいにしてくれて良いんだけどもね。遊びやすいからこそ「普通」なわけで。と、やっていると細かいところで不満は感じる。けど、それを吹っ飛ばすくらいには面白い。こんな面白いとは期待してなかったということの意外性もあるけど、確かに面白い。うん。
 特に良いなと思ったのは、ステージの途中でバイタルスーツ(要はロボット)に乗る事が出来るんだけども、別にそれに乗らなくても先に進めるってこと。バイタルスーツ用の武器は両腕のチェーンガンで生身のキャラクタが持つ通常武器のマシンガンよりずっと威力があるんだけど、これは生身の状態でも一つなら装備することが出来るし、バイタルスーツのジャンプで越える崖は、生身の場合にはワイヤーを使ったアクションで越えることができる。そのあとの道中にも生身用の武器は幾つも落ちていて、あからさまに生身の方ばかり不利になるということもなく、また途中でスーツを降りて進んだ場合にも、ボス戦のときにはそのフィールド内にスーツとスーツ用の武器がちゃんと落ちていて乗り込むことが出来る。つまり、生身で進むもバイタルスーツで進むもプレイヤーの好きな方でいいですよ、と言うこと。「ここからはロボットに乗らなきゃダメ」、「ここまで来たら降りなきゃダメ」っていう萎えがちな境がない。ついでに言えば、こまめにスーツの乗り降りをして生身のときと武器と使い分ければ、弾数を節約してより優位な状況を保つこともできようになる。今回の体験版だけが偶々そういうステージなのかもしれないけども、個人的にはこれでかなり好印象。Xboxの『Halo2』は途中で「じゃあここから乗り物に乗ってください」と言わんばかりのステージがあって、そこは乗らなくても進めないことはないけども、乗らないと露骨に不利な状況になるというつくりだったのが遊んでいてすごい嫌だったので。
 こりゃ出たら買うね。