ついに来た

『転生學園月光録』公式サイト
 新作発表に伴って『転生學園』シリーズ公式サイトリニューアル。新作の情報がトップになって、5月に廉価版が発売予定の前作『転生學園幻蒼録』の情報はこちらに。
 まず最初に勘違いされないよう、『転生學園幻蒼録』まとめサイト「上善如空気」へのリンクを貼っておく。知らない人はまず先にこっちを見てからでないと始まらない。ネタバレを怖がるようなものではないので(サイトが、ではなくゲームが)、気にせずに。手っ取り早く済ませたいなら、攻略記あたりを。


 で、そういうわけである。どういうわけなのか明言はしないが、まとめサイトをざっと見ただけでも何となしにこちらの心の中は察していただけるだろう。前作は、とにかく「急いで作るにもほどがあるよね」というのが最も分かりやすい。「急いだだけじゃ、あんなひどくはならないよ」という意見もあるが、つまるところどこをどう取って見ても誉められないことには違いがないと確信してもらって良い。あ、いや、キャラクターデザインは文句ない。うん、そこは良い。そこだけは。そんなゲームに続編が出るというのだから、これはもう一大事。続編の主なスタッフとしては、キャラクターデザインは前作から続投だが、さすがにシナリオライターは変更の模様。そりゃそうか。でもプロデューサーが同じなので油断してはいけない。彼が「開発終わりね」と言えばそこで終わりである。途中でも。話の内容としては前作の5年後のようで、キャラクターはほぼ全て入れ替え。前作は、キャラクターの絵と設定だけなら割と魅力的には違いなかったので非常に勿体無い話であるが、シナリオの面から言って直接の続きを書くのは相当に難しいと思われるので、仕方なしと諦めるしかないだろう。しかし現在発表されている中にも前作からのキャラクタは一人確認できるし、同じ場所を舞台にしてわずか5年後となると完全に無視と言うことにはならなさそうだが……いや、いっそ無視したほうが「安全」か?
 そう、ジレンマはここ。前作で楽しんでしまった人間からすると、ゲームとして面白くなることは即ち『転生學園』として楽しくはなくなることを意味し、『転生學園』として楽しくなることは即ちゲームとして面白くなくなることを意味してしまうのだ。なんということか。破廉恥にもほどがある。いや面目ない。でも本当のことだもん。先のまとめサイト見れば分かるよね。
 2006年秋発売予定とのことで、今からもう楽しみで仕方が無い。絶対買う。


 って言うかさ、そう短い間隔でもないとは言えメールマガジンをコツコツと送り続けるあの努力を、ゲームの開発にこそ発揮してください。