読了

剣客商売 九 待ち伏せ (新潮文庫)

剣客商売 九 待ち伏せ (新潮文庫)

 自分でも焦るくらい本の消費が速い。電車の中と講義の間の暇な時間は(ついでに言えば退屈な講義中も)本を読んでいないと手持ち無沙汰で落ち着かないのだが、読むのが速いということは即ちそれだけ多くの本を買わなければいけないということで、となると出来れば控えめにしたいところ。しかし家の外で暇になったら手持ちの本を読まずにはいられないのだから、嗚呼、素晴らしき泥沼。


 ところで、外に行くときは部屋にあるまだ読んでいない本をパラパラとめくって「次に手を付けるのはどれにしようか」と選び、そのとき読んでいる最中なのも含めて2冊の本を持って行くというのが普段のやり方なのだけれども、ここ最近そうして選んでいて気が付いたのだが、手持ちの本に挿絵入りのものが増えた。刊行時期もレーベルも大体ばらばらなので偶然の一致なのだろうけども、正直なところ、電車内や大学で読むのに挿絵の入っている小説と言うのは些か恥ずかしく、はっきり言って読みたくないのでありまして。つまり、外に持っていける本としてカウントできない。これが結構大きく響いてきたかな、と。うぅむ。 以下、その恥ずかしさに関してもうちょっと書き続けたんだけども、いろいろ思うところあってやっぱり削除。電車の中で携帯ゲーム機をいじってる人やジャンプを読んでいるサラリーマンを見て、はてさて周りの人はどう思っているのあろうか……なんてことをぼんやりと考えてみたり。