九十九夜物語

NINETY-NINE NIGHTS(N3) - Xbox360

NINETY-NINE NIGHTS(N3) - Xbox360

XBOX360 NEXT COMMUNITY : Ninety-Nine Nights Japanese demo
 明日から配布開始の体験版のプレイ動画、だと思われますが、10分のプレイをたった11MBに納めてあるので画像が汚い汚い。Xbox360タイトルのこの手の動画ってのは解像度を高く設定しているものが多いのでなんだか慣れませんけども、でもやってることが見えないことはないので、参考にはなりますかね。後半で見受けられる処理落ちがソフトのものなのか動画のものなのか分からないのがあれですが。ま、いずれもっと綺麗で大容量の動画がどこかに上がるでしょう。自分で入手する当てがない以上、待ちの一手ですかな。はやいうちにXbox Liveでの配信を開始して欲しいところ。


 ところで『カメオ:エレメンツ オブ パワー - Xbox360』をやったとき思ったのは、処理落ちや透明人間っぷりには酷いものがあったとは言え、あの『真・三國無双』シリーズってのは敵の群集感を出すのが上手いソフトであったのだなということで。『カメオ』でも敵のトロールが大群で現れるシーンがあったんだけども、なまじAIをしっかり作ってあるせいで意味もなく一箇所に群れたりしないし、視界が広いのでトロールの居ない場所の方が多く目に見えるというのがあって、一度に描画されてるキャラクタ数は間違いなく『カメオ』の方が多いにもかかわらず群集感が全くなかった。『真・三國無双』をやってるときは、視界の狭さとか気になったんだけど、あれ、ハードの性能の限界と言うのもあったとはいえ、ちゃんとそれ以外にも意味があったのだなとそのとき初めて気が付いた。プレイヤーキャラにばかり群がって来るくせに、ちょっと離れるとすぐ持ち場に戻ってしまう阿呆な敵とかも、とにかくプレイヤーキャラの周りに敵をたくさん集めやすくして画面を埋め群集感を出すにはそれが一番で、なまじ生真面目に視界を広げてAIをしっかり調整し敵味方の雑魚同士でも戦うようにすると、キャラクタがバラけてしまって逆効果なんだなぁと。いや、別に『真・三國無双』の群集感だけが唯一正しい群集の表現だってんじゃあないので、別にそれでもいいわけですけど。ていうより、違うソフトなのだからそういった表現も違って当然で、更に言えば、そういった違いを比べるのもまた楽しいのであってね。


 で、話を『ナインティ・ナイン・ナイツ』に戻すとして。なんというか、体験版の動画をただ見ているだけなのであまりごちゃごちゃ言わないほうが良いのかなと思うんだけども、元々「自分が期待したいと願うタイトルは実際は期待以下であることが多い」と言う今までの経験から得た人生の定石を懸念して、買うつもりのソフトには過度の期待はしないようにしておりますが、えぇと、まぁ、そんな懸念ばかり的中しても嬉しくないよなぁということを思ったとだけ書いておこうかしら。そりゃ、ハードの性能が上がったというだけで、ソフトにまで自動的に革新が起こるわけもないんであって、過度に期待して「こうあるべき」という勝手な理想まで押し付けた挙句に「この程度か」だの「期待したほどじゃないね」だの言ってせせら笑うなんてはしたないマネはしちゃいけないですよね、はい。ごめんなさい。


 しかし個人的にはこれよりも、シリーズ最新作『Kingdom Under Fire : Circle of Doom』が実現はまだかなり遠そうと言うかぶっちゃけかなり怪しげとは言え、一応は日本のXbox360での発売予定タイトルになったことだし、『ナインティ・ナイン・ナイツ』と同じ開発元によるXboxの『Kingdom Under Fire : Heroes』の日本発売を進めてくれたほうが嬉しいなぁと言うのが本当のとこでしょか。日本ではもうXboxは切り捨てっぽいけど、北米での発売元は他ならぬマイクロソフトじゃねぇかよコラ。シリーズを歯抜けで出すつもりか。
 とか偉そうなこと言って、実はまだ『キングダムアンダーファイア ~ザ・クルセイダーズ~』積んだままなわけですがー。