魔女っ子カメオちゃん
- 出版社/メーカー: 日本マイクロソフト
- 発売日: 2006/02/02
- メディア: Video Game
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ITmedia +D Games : Xbox 360に変わってやりたいことが全てできた――レア渾身の期待作「Kameo: Elements of Power」
しかし、ゲームキューブ用だったものが会社の買収によりXbox用となり、そこからさらにXbox360用として作り直されたというけど、やってみて思うのは、これはXbox360用にして正解だってこと。グラフィックの向上の恩恵ってのは、直に目にしないと分からないもんだね。よく言われるトロールの大軍勢感ってのは、確かに見た目にも分かりやすいすごさなんだけど、いかにもXbox360の示威の為だけにとってつけたような印象があるのでどうでもよくて、それよりもやっぱり、最初の妖精の国なんかの普通の場所の草の揺らぎだとか駆け回る小動物とか、そういう部分。カメラを水面ギリギリに持ってくるとなんだかスゴイことになっちゃったりはするものの、それ以外はホント文句なしに、ゲームキューブやXboxでは出来なかった芸当。そこは、トロールの大群と同じ、と言うよりそれ以上にメインのゲーム部分そのものには何の影響も与えていないんだけども、でも、間違いなくトロールがたくさん表示されてるだけのシーンとは比較にならないくらいユーザーに訴えかけてくるものがあるっちゅーか。体育館や劇場の舞台ではなく、スタジオの中のセットではなく、書割の背景でもなく、本当にそこに空気があり、水が流れ、生い茂った草が揺れ、そして生き物が住んでいるような、こう……それってのは、例えばロードが早いとかキーレスポンスのよさとかダンジョンのつくりだとかシナリオだとか、作り物としてのゲームを外側から見たものではなくて、その作り物のゲームのファンタジー世界の「中」をどうユーザーに認識させそこに入れさせるのかっていう…………うぅむ、だめだ、自分の能力ではうまいこと表現できん。とにかくまぁ、すごいなと思うわけなんだよ。そういう情けないコメントで締めとこう。
ところで、Xbox360になって表現力が上がったことでエレメンタルモンスターが当初の6匹から今の10匹に増えたっていう話だけど、4匹の差ってゲームのボリュームにかなり大きな影響を与える気がするんだが、どうなんだろう。元は、一つ一つのダンジョンが今より長かったのかなぁ。
てなもんで、ま、キャラクターデザインがちゃんと日本人向けならやったのに、とかまだ抜かしてる奴はそのままXbox360を窓から投げ捨てろ。というのが結論。まだ途中だけども。なんかちょっと前のパラグラフでトリップして大仰で不気味な妄想を垂れ流しちゃったような気がするけど、普通にアクションゲームとして面白いですのでね。ええ。