表現規制解除?
プレイステーション2版の『バイオハザード4』、浪費自粛中で買ってはいないので聞いた話だが、どうやらゲームキューブ版『biohazard4』とそれほど差はないらしい。さすがに性能の差が歴然とある以上そのまんまとは行かないようだが、表示される木の数が少なくなったり、ロードがちょいと長くなったりと言う程度で、致命的にどうということはないみたい。興味のある人は、持っているハードの方、もしくは安く売っている方のソフトを買えばそれで十分に楽しめるとのこと。いずれ買ってみるつもりだったが、やり比べる楽しみが減ったな。残念。結構順調に売れてるようだし、期待した値崩れもないか?
が。それよりも。どうやらこのPS2版、改造コードを使うなどすると、チェーンソーでの首切断や酸での顔面溶解など、北米版と同様の残虐表現を解放できてしまうらしい(遡ってゲームキューブ版でも同じものが見つかったという噂もあるが、こちらは確定的なソースが見つからないので不明。興味のある人は自分で確かめておくれ)。こういったゲームの表現規制なんかに興味のある人なら、あれを思い出すわな。
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どうなんだろねぇ。まぁ、日本だとゲーム規制賛成だなんだ言った所でそこまで積極的に自分から動く人はいないから、誰かが明確な意図を持ってそういった団体にタレ込まなきゃまず何もなく終わるんだろうとは思うんだけど、どうにせよ、こういう微妙かつ重要な問題にゲーム会社自身の軽率な行動で騒動の種がばら撒かれるというのは感心できない。
はっきりと「この表現でいいんだ」と思っているなら、それは結構なことだ。堂々とやればいい。胸を張ってそう言えば良い。どこぞのアニメのように、演出力のなさを誤魔化し安易に視聴者の関心を集めるためだけの過激な描写をわざわざ「戦争」まで持ち出して言い訳こくような、よっぽど低次元で呆けたことでもないならば、積極的に応援したいと思う。だが、隠してあるということは、そうではないわけだよな。『Grand Theft Auto : San Andreas』といい『バイオハザード4』といい、まさか改造されるなんて思いませんでしたなどという言い訳が今どき通用すると思っているわけでもあるまいし、笑って済ませてくれる人だけがこの要素に気が付くなどという都合の良すぎる展開を夢見るほど愚かでもなかったはずだろう。いちいちプログラムいじるのは面倒かもしれないが、そもそも日本と北米で描写を変えるという慣例を作ったのはゲーム会社自身ではないのか。例えそれが望んだことではなかったとしても、そうせざるをえない理由があったはずだ。それはどこへ行ったのだ。なくなったというのなら、堂々とやれ。なくなっておらず、その現状に反抗もしないなら、大人しく従うしかない。それともゲーム会社は、そんなにも自殺願望を持っているとでもいうのか。それはそれで結構だが、死ぬならほかに迷惑かけずに一人でひっそりと死んでくれ。