不具合対応

Engadget Japanese : 製品版Xbox 360がわりと死ぬ件について
 正式なコメントが確認できんのですが、一応はマイクロソフトも不具合を認めて無償交換に応じるということになったそうで。恐らく日本版でも同じ不具合が発生し、同じ対応になるのでしょう。そしてまたXboxのディスク研磨のときと同様に、ことあるごとに蒸し返されて揶揄され続けるのだろうなと。
 不良品を出すことなどあってはならないのが当然とはいえ、最近の複雑な電子機器にもなると不良を完全に防ぐというのも現実的に無理のある話になってしまうわけで、そうなると次は、その不良製品とそれを買った消費者に企業がどのような対応をするのかということが問題になる。その対応で、すべてが決まります。
 真摯な姿勢を見せれば、ともすると不具合を出したにもかかわらずイメージアップにも繋げることができる一方で、傲慢な態度で「仕様だから問題ない」と突っぱね続けていると、イメージダウンは勿論のこと、「はじめから不具合を知ってて出荷したんじゃないのか」などと、たった煙はどんどんとどす黒く着色されていくことにまでなりかねません。スポンサーの立場を生かせば広告収入に依存するメディアを黙らせておくことも出来はしますが、そうして何もなかったことにしたところで、信用を落とすことがないとしても得ることも絶対ありえないわけで、何一つプラスになることはありません。さらに、これだけネットが普及してしまうと、テレビや雑誌・新聞などのメディアを全て支配下においたとしても、全てのユーザーの目を欺くことは最早不可能ですから、一部とは言え確実に信用を下げることになるのは明確です。そして、そのような自省の出来ない不誠実な企業は何度も同じ轍を踏みますから、そのたび着実に信用を落としていき、さていずれ待つのはどのような事態か、子供でも分かるのではないでしょうか。
 今回の件に関しては、北米でのXbox360の発売日が22日ですから、そこから二日のタイミングでの無償交換対応ということであるなら、よくやったと言えるほうでしょう。北米では元々の期待が高いですから、この程度ならそれほど痛手にはならないでしょうし、逆に日本だと、期待が低すぎるが故にこれまた痛手にならないという、はてそれは良いことなのかしらと少し首を傾げたくもなりますけども、まぁそんなとこでしょう。あくまで現時点で既に無償交換が発表されているなら、ですが。他にさらなる不具合があったりしたら、さようならの準備をしましょうか。ていうか、交換のソースが見つからねぇ。本当だろうな。