宇宙海賊ローグ

 恥ずかしげもなく大作を自称するRPGにろくなのないよなぁというありがちな印象に加えて、発売元がSCEJ、発売前からTVCMと雑誌で宣伝大攻勢と、なんかもう、ここまでプラスのイメージを抱きづらいタイトルもそうないんじゃないのかと言う感じだったわけですが、いや、プレイ画面をメインに編んだプロモーションムービー(自分は、最近よく利用するアップローダーにあったものを拾ったのだけど、内容はウィンドウを強制変形させる公式サイトにあるものと同じよう)を見て、180度逆転した。
 グラフィックは良好で、アクションのレスポンスも悪くなさそう。声優に関してはノーコメントで、シナリオについては分かるべくもなく、昨今のRPGではそここそが一番の懸念材料ではあるみたいだけども、それ以外の部分ではかなり高い評価になるんじゃないだろか。ファミ通では怒涛の広告記事展開で既に殿堂入りが約束されてるようなもんで、せっかくの良作(とはまだ限らないのだけども)にそういういらぬ小細工を弄するのは非常に勿体無いことだが、まぁ今さらファミ通のレビューに分かりきった文句つけてもアレなのでもう置いておくとして、ムービーを見ていて頭に浮かんだのは、先日見た『ファイナルファンタジー12』の戦闘。移動と戦闘がシームレスに繋がるという点でシステムは共通しているのだけども、プレイヤーがリアルタイムで操作するのはポジショニングだけで結局はコマンド選択式での攻撃となっている『FF12』と比べると、見ている限りでは、一般的なアクションゲームのようにボタン操作によってリアルタイムで攻撃を発生させる『ローグギャラクシー』の方がずっと面白そうだ。ていうか、戦闘システムはどう見てもこっちのが優れてる気がする。
 んだけども、実際に体験版を触れてきたユーザーの報告を見ると、そこまで手放しで誉めるほど良いものでもないようだ。うぅむ。でも、思っていたほど警戒しなきゃいけないようなタイトルではない気はしてきた。問題はむしろ、ソニーの勘違い大量出荷で値崩れしたり、例の如く即BEST化したりという方の事態の可能性の高さか。
 雑誌につかないかな、体験版。