どうせ買うこともないのだけれど

 『ファイナルファンタジー12』の体験版のプレイ動画がぼちぼち出回り始めたらしくて、どんなもんなのかと戦闘シーンを収録したやつを落として見たのだけれども、なんつーか、ええと、『ファイナルファンタジー12』じゃなくて『ファイナルファンタジー11-2』なんじゃないのかとか思ったり思わなくもなかったり。
 今まで公開されていた情報は知らないし、動画から推察しただけなので間違っているのやもしれんことをまず先に言っておくが、どうやらフィールド上の移動と戦闘はシームレスに繋がっているようで、またフィールド上の移動ではパーティの中から好きなキャラクタを選んで動かすことが出来る模様。だからまぁ、やっぱり『ファイナルファンタジー11』に近いんじゃないのかと思うんですけども、こちとら『ファイナルファンタジー11』も実際にはやったことないわけなんでまぁアレですが、正直言うならば、とってもかったるくて面倒そう。
 経験値を稼いでステータスアップさえしておけば、アクションなどのようにプレイヤーに瞬間的な反射行動を要求しないと言うことで、RPGというジャンルは万人に向けたものとして大きく躍進したわけだけども、それゆえに、アクションの要素を入れるにしても半端にしかならず、しかして無論のこと、何の意味もなくそうなっているわけはなく、ボスなどの強い敵との戦闘においては恐らくポジショニングが重要な要素になっているのであろうと思われるが……移動という手段が増えたというのは、とりもなおさず作業が増えたということでもあり、かえって複雑、というより面倒になっているんじゃなかろうかね。あと、フィールド上を歩いていたら突然に画面が切り替わり戦闘開始、ということがなくなり、それは戦闘の開始と回避を任意にできるという点で有効なのかもしらんが、経験値を稼がなければ当然ながらボス戦で不利になるわけで、そこらへんはどうなのだろう。プレイヤー側のキャラクタのレベルに応じて、敵のレベルも変わるシステムだろうか。
 まぁ、天下のファイナルファンタジーの数字付き正伝の最新作であるから、つまらないということはまずないと思う。そこに関しては割りと純粋に信じていて、蓋を開けて手を触れてみればとても面白いに違いないと思っているのだが、しかし、見ている限りにおいては「テンポが悪くてストレスがたまりそう」といった悪印象しかなく、それがゆえに、正式に発売日を迎えたとき果たしてどれほどの逆転を見せてくれるのかという点において非常に楽しみなタイトルだと言えるだろう。


 つーても、やっぱりRPGはやらないんだけどもね。今のところこれも例に漏れず、別に自分が金払って遊びたいとは思っていないので。ええ。


 そういえば、某所で「この動画は、新種のコンピュータウィルスが仕込まれてる」という噂を耳にしたのだが、2ちゃんねるなんかを回ってもそういう話題は見つからなかった。あそこで騒がれないということはデマなのかなとも思うのだが、ウィルスをばら撒く手口としては非常に納得できる正攻法なやり口だけに、まぁ今回はよしとしても、今後少し気をつけなければいけないなと思った次第。次世代機の中で最も注目されるプレイステーション3用ソフトのデモ映像がこれから続々と公開されていき、それらも片っ端からネットで流れるのだろうから、遠からず誰かがやることは間違いなかろうな。