表紙

銀河市民 (ハヤカワ名作セレクション ハヤカワ文庫SF)

　今月の頭にも書いた通り、SF小説の大家ハインラインの小説の表紙にアニメ絵が採用されているのを本屋で見かけて大変に驚愕したわけであるが、2ちゃんねるSF板の『SF　S-Fマガジン読んでますか？　3月号』スレでも話題になっていた。と同時に、同じ小説の以前の表紙も紹介されていた。ふぅむ。SF小説とアニメの接近は今に始まったことでもないのだな。昨今は18禁ゲームなどでも古典SF小説のネタが存分に振りまかれているというし、需要者の重なりが大きい位相なのかもしらん。
　ところで、この95年版の表紙だけども、1995年と言うとこんなアニメが放映されていた時期で、そうなると、この95年版の表紙は当時既に少し古臭いと感じられる絵柄だったのではないかと思うわけだが、どうだろう。ギリギリの時代かな。そういう感覚を狙ったのか、それとも単に担当者のセンスの問題なのかは知る由もないが、同じアニメ絵として2005年版と比較して眺めてみるとこれはなかなか味わい深いように思う。まぁ、アニメ絵というくくりはかなり投げやりで乱暴ではあるがー。

　ていうか、創元文庫のレンズマンシリーズはもっとすごい進化をしてるな。

銀河パトロール隊―レンズマン・シリーズ〈1〉 (創元SF文庫)

この最新版に対して、旧版がこれ。ここまで来るとギャグだ。