Xbox.com : Xbox 360™ 向けゲームタイトルを発表 業界の巨人スクウェア・エニックスも参入
Gpara.com : 「Xbox360」にスクエニ参入!下位互換性も発表!
ファミ通.com : 【Xbox E3 Briefing】Xbox 360新情報続々! 『DOA4』も発表に!

 記事の見出しだと「下位互換」なのだけれども、記事中の文章ではXbox.comは「ベストセラー ゲームタイトルと下位互換性を保持」、Gpara.comは「ベストセラータイトルと下位互換性を持つ」。ファミ通.comは「Xbox 360は下位互換性を持っている」となっている。Xbox.comのものは正式な発表と取っていいと思うので、つまりは記事の元になるマイクロソフトの日本語資料の言葉遣いが曖昧なのだろう。ファミ通は疑いなく(もしかしたら改めて確認をしたのかも)下位互換があると記事にしたようだが、恐らくGpara.comの記者はその表現が引っかかり、わざと曖昧なままの表現を使ったのだろうな。
 現実的に考えて、特定のタイトルだけが下位互換というのはあまりに意味がなさ過ぎるので、普通に下位互換と考えてよさそうだ。SCEIプレイステーション3任天堂のレボリューション(仮)も既に下位互換性は発表されているので、これで次世代機は全て下位互換があることになった。これからはこの機能もスタンダードになるのだろう。
 どうせ出るのは以前から続くシリーズ作品ばかりで、最新作が出たらみんな昔のなんてそうやらなくなるんじゃないのかという気もするけどな。

互換性

 コメント欄で指摘があったので、参考に。

Wikipedia : 下位互換
Wikipedia : 上位互換
IT media IT用語辞典 : 下位互換
IT media IT用語辞典 : 上位互換

 上位製品のデータを下位製品でも使えるのが下位互換、下位製品のデータを上位製品で使えるのが上位互換、かな。正直よく分からんのだが、まぁ言われてみれば上位互換の方が正しいような気もする。実際googleで調べてたら、ゲームに関しても「下位互換じゃなくて上位互換が正しい」という旨の文章はいくつかあった。
 しかし、プレイステーション2の製品発表以降、ゲーム業界では当然のように下位互換と言う言葉が使われている。いわゆるゲームマスコミのレベルであれば誤用も納得がいくのだが、しかしソニーマイクロソフトといった世界的な企業が手がける事業の資料でそんな間違いがあるもんなのか。ソフトウェア開発者だって、パソコン関係の用語には詳しいだろう。なぜ下位互換のままずっと使われ続けているのか、……こっちのが正しいんじゃないのか? ここがますます混乱の元だよな。間違いだという意見は以前からありつつ、でも一方でその用法は今でも使われてもいる。どうなんだ。どっちが正しいのか、どっちも正しいのか。


 で、ここから「言葉の誤用」「正しい言葉」という話題について広げていくようなことを大学からの帰り道に考えていたのだが、家に着いてほぅと一息入れたら気が抜けたのでやめとく。