本屋とテレパシー

 昨日あんなことを書いたら、その直後というまことに見事なタイミングでe-honから「今度からはウチも1500円以上の注文で送料タダにするわ」サービス実施のメールが来た。きっとe-honの運営スタッフにはダイバーがいるにちがいないよ、などと如何にもオタ臭く安易に今読んでいるマンガのネタを絡めてみたりしたわけだが、考えてみたら果たしてダイバーには他人の心を読む能力があるのだろうか。
 超能力者という区分ならあってもおかしくはないが、ダイバーの項での説明では「基本的に」と断りつつサイコキネシスと預言にしか触れてなかったような。今読んでいる巻までだと、それらしきシーンも確かなかった(第6巻でヘル・タワーの封印が解けたときメル・サッチャーが能力者たちに非常招集をかけたが、絵的にはテレパシーなのか通信機器を使ったアナウンスなのかは判断できず)。ソープとすえぞうがテレパシーで会話しているシーンはあるが、この二生命体(こいつらには一体どんな助数詞が適当なのかとしばし悩んだり。ソープは神だから生命体は不適当か? でも面倒だからもうこれで良しとしておく)は正真正銘人間じゃないから参考にはならんよな。うぅむ。


 ていうか、他人の心を読むのと自分の考えを他人に伝えるのは全く別の技術ではないかと思うわけだが、いわゆるテレパシーてそこの区別をつけずいきなり双方向のやり取りとして扱われるものが多いのはどうなのか。それに、人の思考もまたその人の操る言語という枠から出るのが難しいことを考えると(そこらへんの学問は実はよく知らんので、敢えて「できない」ではなく「難しい」とお茶を濁した表現にとどめておく)、マンガなどで良くある、テレパシーになった途端に言語を問わず意思の疎通が出来るかのような描写も不可解だ。だいたい人間が音も図も動作も介さずに意思の伝達が出来ると言うのは非常にすごい能力だと思うのだが、物語内での役割は結局のところ便利な翻訳コンニャク程度でしかない? むぅ。と思ったが、例えば電波の送受信が出来ればテレパシーを行う最低限の条件は満たせているわけで、体内に電気的な回路を作り出せさえすればそれで良いわけか。…………それで良いわけかっても、どうだかな。できるんだかなんだか、不勉強の上に門外漢な二重苦でさっぱりだ。「電気」と「人間」なんて単語が並んでもこちとらストロンガーが浮かぶくらいだよ悪いかこの野郎。


 と、話が壮絶に脱線したところで無責任放置で終了。