エンスージア・ライフ
- 出版社/メーカー: コナミ
- 発売日: 2005/03/17
- メディア: Video Game
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深い楽しみがありながら、非常にテンポよく進行する。それが、エンスージア・ライフです。
というナレーションがあったのがちょっと気を引いた。
『グランツーリスモ4』が出たときに「レース参加と入賞で資金獲得して車の購入、ていう一連の流れがそろそろかったるい」的な発言をネットでちらと見かけたのが記憶に残っていて、それが果たして多数のグランツーリスモユーザーの中でどれだけ自覚されているものなのかは分からなかったのだけれども、明らかに『グランツーリスモ』の対抗を意識している『エンスージア』の販促ムービーでこういう言い方をするって事は、少なくとも『エンスージア』の開発者も『グランツーリスモ』に対してそういう評価をしていた(不満を抱いていた)ってことなんだなぁとか思ったり思わなかったり。
それにしてもまぁ、ここに来て今さら『グランツーリスモ』対抗の新作ソフトを出すメーカーがいるとは驚きだ。せめてもっと早い段階でなら分かるが……一体どのような思惑でこの企画は立てられ、承認されたのだろう。既存のものと同じ方向性で見た目も内容も似通っているとなれば、先行してブランドを築いている方が圧倒的に有利なのは分かりきってる。多少方向性をずらして差別化を図るにしても、ほとんどのユーザーは先行作品を基準とした比較で見てしまうから、やっぱり分が悪い。中でも最悪なのが、「『○○』とここが違う。減点」的レビュー。違うソフトなのだから違って当たり前なのだが、なぜかそれに対して「違う」事を理由にマイナスをつけてくるという、泣きたくなるほど理不尽なレビュー。無双以後のアクションゲームのレビューで嫌というほど見させられた覚えのある人も多いのではなかろうか(とか何とか書いていたら別の感情が沸々と湧いてきたのでここはこれくらいに)。
まぁ、シミュレータ系レースゲームには興味はないので、この『エンスージア』が『グランツーリスモ』よりよく出来ていようがどうだろうが知ったこっちゃないわけだが、果たして今のレースゲームの中でどのように位置づけられどう評価されるのかは興味のあるところ。ゲーモクさんのサイトあたりでも注目しておくべ。