なんともはや

 発熱地帯さんが天下二分の構図にまた一歩

それにしても、最近有名クリエイターの独立が多いわけですが、そのほとんど全部にマイクロソフトがお金をばら撒いたら、一瞬で大手級のソフトラインナップが揃うことになります。発表会の時にクリエイターをステージに並べるのはソニーが大好きな演出ですけど、坂口博信氏、岡本吉起氏、船水紀孝氏、水口哲也氏、桜井政博氏、岡田耕始氏、……をずらっと並べたら、インパクトはあるかもしれませんね。

と語っていたのが、ついこの間。まさかこうも早く動きがあるとは
 次世代Xboxの世界展開の中で、自業自得の部分もあるとはいえ日本市場がXboxに引き続き足を引っ張るのは目に見えているのだが、どうもマイクロソフトは本気で取りに来るみたいだ。もしかしたら潔く捨てちゃうかしらと正直思わないでもなかったので、ここまで積極的に来るというのはちょっと驚き。と共に、マイナーハード応援者としてはうれしい動き。どんどん引っ掻き回して欲しい。このあたりのクリエイター(と、それぞれの代表作)をずらりと並べたら、ライト層へのアピールもかなりのものだろう。大手新聞の一面にまでなった先日の報道に対して「重要なのは作品であってクリエイターじゃない」という意見も見られるようで、それはそうだが、しかし「そう思わせる空気」と言うのもまた大事で、「パソコンのOSで知られる世界的大企業が本気で攻めてきた。これはもしかしたら……」とゲームにあまり興味のない一般層にまで思わせられれば、それだけでかなりの強みだろう。まぁ、坂口氏にしろ岡本氏にしろ水口氏にしろマイクロソフト専属と言うわけでもないので、その気になればSCE任天堂も同じようなプレゼンは出来るだろうが。早い者勝ちか?
 ていうか、そうか。クリエイターを並べるのはどこでも出来るからこそ、いち早く開発画面だけでも出せる環境を整えられる陣営が有利なのだな。