コンヴィクションのデモ

 18日に配信開始してから、既に何周か遊んでます。自分にしては珍しい。正直言うと内容については不安の方が大きくて、できるだけ期待を大きくしないようにするほどだったんですが、とりあえずデモはいい手応えが感じられたので安心満足。
 マーク・アンド・キル、これいいですね。マークしておけば、あとは離れすぎない位置でボタンを押すだけで確実に敵がしとめられる。ただし無制限に使えるわけではなく、使えるマークを貯めるために格闘でも敵を倒さないといけない。誰を格闘で倒してマークを貯め、それを使って誰を倒すのかっていう組み立て。パズルですね。俺そういうのの方が好きなので。これがいいのは、展開をスピーディーに出来ること。格闘で一人を倒して、それで貯めたマークで2,3人をまとめて撃てるので、つまり3,4人を1セットにして叩いていける。離れすぎていなければマーク・アンド・キルで確実に仕留められるので(何かのオブジェクトが敵との間には挟まっていても、どうやら無判定で貫通してくれる)、強気に進んでいける。攻めるステルスとは言ったもので。
 ただ反面、だいぶ簡単にはなってる。スピーディーってことはそりゃそうだろうとは思うんだけどもさ。かつてのスプリンターセルだと、もし見つかったら躊躇することなく敵の腹に鉛玉叩き込んで倒さないと、もし相手に先手を取られたらまず勝てないっていう具合だった。一度に2人に見つかって撃たれる位置にいたら、もう終わり。「見つかっても撃てばしのげる」なんて思ってやっていけるもんじゃなかった。それが今回は、撃ちあいになってもさほど問題なく行ける。正面切っては流石にあれだけど、物陰に隠れたりパイプを登ったり、位置取りはこっちのがずっと柔軟かつ有利にできるので。もし難しいままでスピーディーにしようとしたら、多分かなりきついパズル性が入ってしまって、相当に根気のあるプレイヤーしか付いていけなくなっちゃう。しかし、うーむ。Ubisoftの辻氏は確か「スプリンターセルですよ?」(そんな甘いわけないですよ、の意)みたいなことを言っていたと思うけど、どうなのかな。デモなので簡単になっているという話は聞くけど、だとしても、実際にやっていて、難易度ルーキー、ノーマル、リアルの違いが分からない程度ってのはな。満足感が薄まる。もっともっと攻めるスタイルで行くべきなのかしら。んー。


 プレイとしては、そんな感じですかね。デモは難易度とか弄ってたりするし、そこ以外のステージの作りもわからないので、必ずしも製品の出来の良し悪しをちゃんと測れるものとは限りませんが、少なくともシステムは良いってのは分かったので、そこは収穫ですね。

 不安なのは、そこ以外かなー。デモは短い言われてますが、確かに短いです。自分みたいに何周もするにはちょうどいいのでありがたいんですが、ただ最初の尋問シーンをスキップできないのが。小便器に叩きつけたり、個室のドアに叩きつけたり、洗面台や鏡に叩きつけたりと操作できる部分ではあるんですけど、当然ながら相手さんはいつも同じことしか言わないので、一度やってしまえばどうでもいいのよね。尋問方法にバリエーションがあるわけでもなし。なんだろねー。デモの起動時とか終了時とか意外と待ち時間があるんで、もしかしてロードの時間稼ぎイベントなんですかねあれも。軍事モノFPSでよくあるステージ開始時のヘリコプター内みたいな。だったらしょうがないかもしれんけど、しかし、やっぱ邪魔だな。


 とか何とか考えつつ、楽しんでます。懐的に製品版を買えるかちょっと怪しくはあるんだけど、余裕が出来たら絶対に買おう。うん。