そう来たか

GAME Watch : EA、Xbox 360/PS3「バトルフィールド:バッドカンパニー」発売日決定。海外版のゴールドエディションを通常版として発売
 海外での「有料武器導入を撤回してアンロック式に変更、そしてゴールドエディションは最初からアンロック済み」てな話を聞いたとき「ゴールドエディションのない日本ではどうなるんだろう」「また隔離サーバなのかな」「隔離サーバなら『日本版はその武器自体なかったことにされてる独自仕様』なんてトンデモな可能性もありそうだよな」とかいろいろ思ったのだけど、まさかゴールドエディションを通常版として発売するとはな。そんなやる気のあるメーカーとは思ってなかったが、どういう風の吹き回しなのか。というか、ますます「また日本は隔離サーバ」の可能性が高まったような……?
 なんて考えてたら、海外版購入者に対する牽制ではという見方をしている人がいて、成る程なぁと思った。そう言う見方もあるか。確かに、いま日本で海外のゲームをローカライズして出しているメーカーにとっての課題のひとつは、せっかく日本版を出してももう先に海外版を買ってしまっているユーザーが多いってことだ。多いっても実際の購入者数はそうでもないと思うけれど、そもそもその数字自体がそんな大きくないので、特にXbox360では比率で見るとかなり圧迫されているのだろうと思う。まー、そりゃ海外版の方が先に発売されて、日本版は「早くても」その一ヵ月後とかなのだから、わざわざ待つ必要なんてないと考える人が多いのも当たり前ではあるのだけれど。他にも、海外版と日本版で描写が違ったり、音声が日本語吹替されてるのは雰囲気が壊れるのが嫌だという人もいる。仕方がない部分も多い、とは言っても、まだまだ努力してどうにか埋められる部分も多いわけで、さてどうだろうね。
 アイドスとアタリが日本から撤退した一方で、以前撤退をほのめかしていたUbisoftはなぜかますます日本に注力するようになり、THQも不思議なくらいやる気満々で本格参戦し、アクティビジョンとかいうメーカーは横に置いとくとして、ロックスターや2Kを擁するテイクツーもアジア地域への注力姿勢を打ち出してきた。はやい段階での次世代機への注力で海外メーカーにアドバンテージがあるうちに日本市場も少しは開拓していかないと、という流れなのかしらと思いつつ、さて次に脱落するのはどこかしらなんて意地の悪いことも考えつつ、生暖かく見守って行きたいところでございますな。