シラケ

 大手の検索サービスは通販サイトとか広告サイトばっかヒットして使えないので、数は少なくともはてなのキーワードとか手近なところから辿ってゲームの評判見たりするんですけども、次世代機のゲーム出るたびに「グラフィックがすごーい」言う人がまだいて、そのたびに「へぇそうなのかー」と思ったりする。Xbox360を一昨年の1月に買って、まぁそんなしょっちゅう起動して遊んでるってるわけでもないけど、でもさすがにもうグラフィックスで驚くことはなくなってしまったのだよな。いや「綺麗か?」と聞かれれば「うん、綺麗だよ」と答えるし、本当にそう思うけど、それ以上に何か感じるってことはない。いちいち「これすげー!」とか思いやしない。去年の『Call of Duty 4』でも、グラフィックスがどうとか遊んでて思わなかったしな。別にそれは悪いことではなくて。だって遊んでて面白いんだから。面白いなら他がどうだろうと何も問題ない。ただ、なんか、だいぶ世間とズレちゃってるのかな俺、って言う。不安、とは違う、寂しさでもないし、勿論オタク的優越感の自虐的顕示というものでもなく、なんか、んー。やっぱ「寂しさ」と言うのが一番近いのかな。俺って精神的にすごい貧しい人間なのかしら、て悲しさがね。湧いて来るわけなんですよ。
 そりゃ、ほとんどの人はXbox360なんて買うどころかトレーラーすら見向きもしなくて、今になってようやくプレイステーション3の店頭デモ映像とかで「次世代機の映像」を目にするっていう、言わば「2年前の俺」の位置にあるのだから、それと今の俺では反応がまったく違って当然なのだけどもさ。そうでなくたって、彼らの比較の基準はゲームキューブでもXboxでもなくプレイステーション2なのだし。理屈ではそう分かるのだけども。ども。どー。