時をかけて欝になって少女がオタクが

 去年の夏だかにテレビで劇場アニメの『時をかける少女』をやったとき、それを見たオタクが欝になるのならないのでネットで大騒ぎしてたのを、そういやこないだ年の暮れに友達と会ったときに言われて思い出した。俺はDVDを発売日に買っていたのだけど、それまで映画館では見てなくて、テレビでやったときも見てなくて、DVDも実はまだ一度も見いてなくて、秋に六本木の映画館でやってるのをようやく見たわけなのだけど、それを話したら「どうだった。あれやっぱ最後は欝になるよなー」と言われた。けど俺の記憶では特に欝にならなきゃいけないような要素が思い出せなかった。「かった」というか、今も思い出せない。なんだっけ? 「未来で待ってる」ていうとっても前向きな別れで終わってなかったっけか。それともあれは、文字通りではなく「ちょっと悲しい終わりだったね」みたいな意味を大袈裟に(大袈裟というよりもう間違ってると言う方が近いけど)表す言葉として受け止めればいいのか。はて。