あれこれ 追記が二つ

The Elder Scrolls IV:Oblivion

 日本版の発売日と価格が正式発表されましたなー。別にゲーム雑誌のことなんて気にすることもないソフトだと思うんだけど、相変わらず雑誌の金曜日発売に合わせて情報が出るんだなぁ、なんてしみじみと。
 追加コンテンツ『Knights of the Nine』も収録し、さすがに吹替ではないものの作品中の500冊超の本もすべて日本語化とのことで、尋常じゃない気合。逆に心配になってくる。目標5万本らしいけど、正直それはないと思うんだよなぁ。いくら日本でもXbox360で遊ぶコアユーザー増えてきているといっても。うぅむ。反動で、来年はローカライズから完全に手を引いちゃったりして。というか会社が来年もちゃんとあるのかどうかも怪しい気が。いやさすがにそこまで間抜けなことはないか。マイクロソフトはぜひともスパイクへの継続的な支援頼みますよ本当に。
 まー、追加コンテンツも翻訳するのは、ぶっちゃけプレイステーション3版の日本版も予定してるからだと思うけどね。他の追加データや(こないだ深刻なバグが発覚して、北米でもこれからパッチが配布される)『Shivering Isles』も今のところ日本向けにやる予定あるようだし。最後発で発売したPS3版は最初から追加コンテンツ入ってるから、出そうとしたらそこも翻訳しなきゃいけないからねぇ。PS3Windows PCの日本版は今のところ「ユーザーや小売の要望次第」とのことだけど、Xbox360版のとき日本語化要望署名とかやってた経緯を考えると、こういう言い方するってことは少なくともPS3版はすでに決まってるんじゃないかと。PCゲームはどうかね。出してたっけかなスパイク。


 ひとつ気になるのは、小売向けの発注資料で「オフラインユーザーに対するフォローも考えている」って書いてあるらしいことで。Xbox Liveで配信する追加データのことなんだろうけど、北米で『Shivering Isles』が配信されたとき、「単体で起動できない追加コンテンツのみのソフトはパッケージ販売できない」ってマイクロソフトの方針があって、ソフトメーカーはパッケージも出すつもりだったけど叶わなかったって話があったはず。どうなるんだろうな。雑誌付録か何かでディスクつけるのかね。ネット以外での大々的なデータ配布っていうとそれがもっとも現実的ではあるけど、でもそれだと雑誌の発売から時期が立ったら手に入らないって問題があるよなぁ。そこは割り切ってもらおうってことになるのかね。雑誌じゃなくてDVD付き単行本って形で出せばいいのかな。でもそうなると追加データの課金分を価格に転嫁することになるのかしら。全部でどんくらいの数あって幾らくらいなのかな今出てる追加データって。はてさて。
 ともあれ、なににせよ、オフラインユーザーへのフォローはしないよりしてくれた方が良いには違いないけど、ソフト出て最初の数ヶ月しか対応されないようなのはあまり歓迎されないと思うので、その辺どうなるか気になるところですな。自分はオンラインユーザーだけど。『ギアーズ・オブ・ウォー』みたいに「DVD交換は3ヶ月以内」みたいのはね。ちょっとね。いくら初回限定版のだからっても、それ以降完全に交換してもらえなくなるのはどうにも。絶対に売ってるはずがないとは言い切れないんだし。ケチらずに出荷分と同じ数の修正ディスクをプレスして、年単位でも交換対応できるようストックしとけよ。


 ところで、有名タイトルの力の入ったローカライズも嬉しいんだけど、スパイクさんにはぜひとも『忍道』の新作もXbox360で出していただけるとさらに嬉しいですって言うか、正直言うとそれが一番欲しいです。なんなら新作じゃなくてリメイクでも。はい。

Joystiq : Nintendo buys Xenosaga dev Monolith Soft

 最初にニュース見たのがJoystiqだったのでそこにリンクしてますけども、公式でもリリース出てますな。ということで、『ゼノサーガ』などでお馴染みモノリスソフトが、バンダイナムコから任天堂へ。『F.E.A.R』のMonolith softじゃございませんですよそっちはMonolith Productionsらしい。
 まー、プレイステーション2で展開していた『ゼノサーガ』シリーズは派手な宣伝のわりにあまり評判が芳しくなく、一方ゲームキューブで展開していた『バテンカイトス』シリーズは売り上げは苦戦したものの評判はそこそこ良かったので、こうなるのも必然なんでしょうな。ナムコには疫病神も同然だけど、任天堂RPGブランドの構築のためにスタジオが欲しかったと。
 しかしまー、スクウェアナムコバンダイナムコ任天堂って、すごい変遷だ。しかも一気に勝ち組に。

GAME Watch : SCEI、久夛良木健氏が6月19日付で取締役を退任

 有力ソフトが出てくれば大丈夫とかなんとかゲームマスコミもフォローに精を出すプレイステーション3でございますけども、いや自分も「今はPS3叩いて喜んでる連中も、どうせFF13MGS4が出れば尻尾振って飛びついて『やっぱPS3はすげぇ、Wiiしょぼい』とか言い出すんだろ? ただその時々の勝ち馬に乗って勝ち組宣言したいだけなんだろ?」とか思ってますけど、まーでも、やっぱり今の劣勢は想定外だろうしね。責任取ってもらうのは必然というか、なんだかんだ今まで残ってたのは結局このPS3に対する責任を取ってもらうためだったんじゃないのかとか思うんですがどうなんでしょうな。しかし、一応は名誉会長という肩書きになって技術的なサポートはしていくって、周りにとって最悪な関わられ方のような。あくまで形式的なものなんだろうけども。うぅむ。
 ま、とりあえずは、これをチャンスとしてSCEがどれだけ新しい物を見せられるかが楽しみなとこか。ファーストパーティー製タイトルの弱さを補うために今は業界内でもトップレベルの数のスタジオを動かしてゲーム作っているとか言う話だし、そのあたりについてぼつぼつ出始めた成果が7月のE3で発表されるんだろうから、そこに期待だなー。

そのE3

 規模縮小ってことは去年の時点で言われてましたけど、出展メーカー数が去年の1割程度だそうで。妙な洋ゲーアレルギーの人たちがまた大喜びで「北米死亡! 北米死亡! 日本万歳!」って喚き散らすんでしょうな。そんなもんは置いといて、問題はUbisoftが出ないらしいって事ですよ。マジすか。えー。そんな。新タイトルの発表にせよ続報にせよ別にいちいちそんな大掛かりなイベントでやる必要ないもんよってのは分かるけど、やっぱできることなら一つのイベントとして盛り上がりがほしいよな。Xbox360ユーザーとしては、去年のE3のときのXbox Liveでのトレーラー配信の盛り上がりっぷりは忘れられないもの。マイクロソフトは参加するようだから、数は少なくなっても今年もやるんだろうけどさ。時期的に『Halo3』や『Project Gotham Racing 4』はなにか続報あるはずだし。
 別に参加しないメーカーがゲーム出さなくなるわけでもないし、そう悲観的に捕らえることでもないんだろうけどね。でもやっぱりちょっとさびしいなぁ、なんて。

ブルードラゴン』続編はオンラインになるかもとか

 いいよもう、「これからはオンラインRPGの時代!」とかとっくに過ぎたって……。過去に色々あったし、マイクロソフト的にも1本持っておきたいんだろうけどさ。ユーザー数がろくに見込めないオンラインほど悲劇的なものはないよ。Xbox360はもちろんブルードラゴンも、とてもそんな無茶できるブランドじゃない。まー、それを言ったら、そもそも続編出すほどのものでもないんじゃないかってのもないではないけど。そんなオンラインゲームをやりたいなら、既存のフランチャイズの流用改変じゃなくて、そのためのオリジナルを一から作ってくれた方が安心だなぁ。想像されるゲームの出来って言う意味でも、それほど大輪じゃなかったとは言えせっかくできたブランドなんだからもうちょっと大事にしろよって言う意味でも。

ニコニコ動画

 アカウント作ったものの、「昼間は君のIDでも繋がるようになったよ」メール来てもガン無視でまったく見てなかったニコニコ動画(γ)ですけど、一昨日ようやく見始めた。相変わらずアニメ本編を分割して「第○話 △/3」とかやって投稿してるのが鬱陶しい。とにかく数が多いから検索結果で邪魔なんだよなー。ったくよー。
 しかし、β時代よりもゲームの動画増えているようで、これは何より。特にXbox360関連が多いのなんの。しかもヒット数もそこそこ多い。いい時代だなー。これが本体やソフトの売り上げに繋がればもっと嬉しいね…………。果たして本当に一般ユーザーがやってるんだかどうだかは知らないけど、ま、個人でもMSKKの仕込みでも、良い物を積極的にアピールするのは良いことだ。うむ。『天誅 千乱』とか『ライオットアクト』とか、動画見てたらまたやりたくなった。あーでもよく見ると、ミリタリ系シューティングはあんまりないんだな。クランシーシリーズとか、たくさんある第二次大戦ものとか。その辺はやっぱ日本人好みのゲームの動画が受けるっていう、しっかりとした線引きがある感じ。日本向けのサービスなんだから当たり前か。


 ところで、検索が慣れない。こういうのって、やっぱもうYouTubeの使い方が基本として馴染んでるし、ニコニコ動画もβ時代はそうだったから、ゲームソフトのタイトルで検索するにも、どうしてもまず英語で入力してしまう。で、あんまりヒットしなくて、カタカナで検索しなおすと今度はたくさんヒットする。そりゃ日本向けのサービスなんだから日本語が基本なのは当然なんだけど、まだ違和感が払拭できない。
 だいたいカタカナのタイトルは、単語の間に「・」入れるのかスペース入れるのか開けずに詰めるのかとか、そういうので書き方が複数あるから、なんか苦手なんだよな。もちろんメーカーによる正式書き方は一つなんだけど、ユーザーが、しかもこういう動画投稿サービスでいちいちそんなフォーマットを気にしない。
 日本語に限らず英語のタイトルにしても ある程度タイトルが長くて略称があるものは、どっちで検索したものか迷う。さらに略称にも、文字の間に「.」を入れるかどうかってのが合ったり。例えば、「Ghost Recon Advanced Warfighter」なのか「GRAW」なのか「G.R.A.W」なのか。最終的には全部で検索するんだけど、同じ題材なのに違う検索でたどり着かないといけない複数の動画があるってのは、どうも気持ちよくない。
 ニコニコ動画(γ)はそのために検索用のタグを視聴者も付けられるようにもなってるけど、消せるようにもなってるもんだから、何の役にも立たないその場限りのネタタグを付けたり、有用なのをわざと消してしまったり、と色々あるようで、まー、結局あんまりな。タグ付け始めたけど途中で飽きてやめた、みたいのもあるし。シリーズ物の動画なのに、タグ検索だと半端な数しかヒットしないとか。
 難しいことだ。