続編地獄

ニュー速クオリティ : もう続編に期待していないゲーム
 昔は面白いゲームをやった後は「いつか続編が出ると良いなぁ」と思ったものだった。でも今は違う。面白ければ面白いほど「続編出さないで欲しいなぁ」と思ってしまう。例えばゲームキューブの『ガチャフォース』なんてまさにそれで、売り上げ的には続編が出る可能性は低いのだけどもユーザー間での話題性はまだそれなりにあるため、それを見込んでカプコンがいつ続編なんぞ発表しやがらないものかとひやひやしている。
 続編を待ち望む心が完全に消えたわけじゃあない。が、せっかく面白かったソフトへの想いがつまらない続編で台無しになることへの不安が、期待を上回ることが多くなった。『Halo3』や『バイオハザード5』は楽しみにしているソフトではあるが、これも諦めや冷やかしが多分に混じった期待だ。既に続編がアナウンスされてしまった以上は、そうして挑むしかない。
 前作が面白いと思えたソフトですらそんなだから、もう久しく面白いと思えていないソフトへの思いは言わずもがな。個人的にも、あれやらこれやら思い起こせる。わざわざ言わないけども。


 ま、それでも買う奴がいるからこそ、今までも、そしてこれからもまだまだ続編が出続けるんだろうけどな。実際に数字として出てくる売り上げデータには、どんな野次も敵わない。プレイステーション3もまた『ファイナルファンタジー13』、『メタルギアソリッド4』、『モンスターハンター3』、『グランツーリスモ5』、それに『ウイニングイレブン』シリーズ、『テイルズ』シリーズ、『無双』シリーズなどの続編タイトルが実際に発売すれば、売り上げをぐんと伸ばすんだろう。ブランド力を舐めちゃいけない。伊達にプレイステーション2を5年も支えてたわけじゃあない。
 ただやっぱ個人的には、ね。いや別に手堅く稼げる続編も良いよ。待ってるユーザーもいるわけだし。期待に応えるのは大事。でもそればっか売りにされて、ぽこぽこ出されてもなぁ。そのシリーズのファン以外の人のことも、もうちょっと考えてくれると。そっちばかり力入れて後は適当なんだね、っていう。同じメーカーのタイトルなのに手のかけ具合に露骨に差がありすぎだろ、ていう。