あー……
アニメ、ゲームなんでも情報寄せ集め : 来年発売のゲーム雑誌より
はてなブックマークでブックマークしたから良いかと思ったけど、やっぱこっちでも記事書こう。
コナミから発売予定だったプレイステーション3の『コーデッドアームズ・アサルト』は発売中止になったらしい。なんてことか。PS3を買う最大の理由がなくなってしまった。あーあ。あーあ。これで次世代機で国産FPSを遊ぶという夢は大後退かぁ。日本のメーカーが作るFPSを楽しみにしてたのに。次世代機ではそういうのが出るようになると期待してたのにいいいいいいいいいいい。
しかし海外市場を当て込んでもダメってのは流石にありえそうにないから、これってやっぱUnreal Engine 3がコナミにも扱えなかったってことなんかな。東京ゲームショウ2006ですさまじい処理落ちを見せていたけど、その後もいくら調整してもどうにもならなかったんだろうか、あれは。
以前ナムコもXbox360用に同じエンジンで開発してたタイトルを開発中止にしてたけど、日米の技術格差って結構深刻な事態なのかも分からんね。他にも開発中止の理由はあるのかもしれんし、実際の企業や業界の内幕なんて知らないけど、傍から見るとそうとしか。現に、Unreal Engine 3を使って作られ、今年末に海外で既に200万本ヒットを達成しポスト『Halo』の地位を確かなものにしつつあるXbox360用ソフト『Gears of War』ってのが既にあるわけで。まぁ開発元のEpic GamesはUnreal Engine 3の開発元でもあるし、実際にはさらに次のバージョンのUnreal Engineの技術も使って作られてたなんて話も聞いたけど、なんつーか、どうなのよ。大体、Unreal Engine 3って公式にSCEに採用されてPS3の開発キットに組み込まれてるんじゃなかったのか。それでいてこの惨憺たる状況はどうなんだ。誰が悪いのか知らんけどー。
エレクトロニック・アーツやUbiisoftもこのエンジン使ったソフトの製作に取り掛かってるらしいが、そっちははかどってるのかな。今はまだ「Unreal Engine 3の出来が悪いからだ!」とか「Xbox360版のUnreal Engine 3がようやく『Gears of War』で完成したところだから、PS3用のはまだ未完成」って言ってもいられるけど、これで普通に出てきちゃったら目も当てられないよなぁ。なんだっけ。Ubisoftの『Rainbow Six : Vegas』はUnreal Engine 3で作られてて、来年1月にPS3版が発売だっけか。メモリが足りないからXbox360版より少し劣化してるって開発スタッフがインタビューで言っちゃったらしいけど、どんくらいのものになるか見ものよな。
というかまぁ、使えないエンジンを採用してしまったのなら採用した側にも責任はあるし、しかも自社で作れないって時点でダメなもんはダメだよな。こういう場合は「作れないんじゃない、作らないんだ」って話になるのかしら。どっかの人が言う、今まで悪質な洋ゲー信者に騙されて誤った企画を立てしまっていたんだ、ていうような。そんなのに騙されるような企業はやっぱりダメじゃねぇの、と思っても黙って聞いておいてあげるのが悪質な洋ゲー信者の優しさです。
そういや『ロストオデッセイ』もこのエンジン使ってたはずだけど、大丈夫なのか。体験版でちょっとしたシーンでもロード入るわカクつくわでナニ気味だったのは、製品版までにちゃんと調整し切れているだろうか。FPSほど動きのあるゲームじゃないから、どうにかできる余地はありそうだが。開発中止は当然論外だけど、アクション性の低いオーソドックスなシステムのRPGで、ロードたっぷり & フレームガタガタなんてのを今どき出されても困ります坂口さん。
それにしても、嗚呼、残念だ。開発中止か。国産FPS……。こういうところでこそお金出してあげてくれよマイクロソフト。んでXbox360オンリーにしてもらおうぜ。