読了

仔羊の巣 (創元推理文庫)

仔羊の巣 (創元推理文庫)

 前巻に続いて非常にキモチワルイ主人公とその相棒、そしてそれを取り巻く登場人物。むず痒い。栄三郎さんくらいか普通なのは。最後の篇でホモ云々と言う単語が出てきたから、作者もそういうところを全く意識していないわけでも完全に無視しているわけでもないらしいが、なんなんだろうなこのほのかに漂う「一部の女性がとても好む、同姓カップリング」な雰囲気は。いやそれ以上に、この主人公気味の悪い性格が分からん。なんだってこんな。
 続編は長編、それも三部作の完結篇と、さらに臭さ倍増な予感がするので読まないことにしよう。