先週の話

 書こう書こうと重いながら伸ばし伸ばしになっているうちに日が経ってしまって「今さらあんな前のネタ書いてもしょうがないよな」と結局何も書かずに終わってしまう横着極まりない事態をよく起こすんですけども、今日はなんだか勿体無さが先にたってしまったので、書いてみることにした。


カメオ:エレメンツ オブ パワー - Xbox360

カメオ:エレメンツ オブ パワー - Xbox360

 以前デモ版を二度やって、二度とも「なにを楽しんだらいいのやら、よく分からんゲームだな」と途中で投げたわけなんですけども、深夜にやっていたテレビCMとか見ていたら欲しくなって買ってしまったという、一番ダメなパターン。マイナーハードのソフトは「今買わないともう二度と見る機会もないかもしれない」という強迫観念が常に付きまとうのがよろしくないよなぁ。そりゃ一体誰が脅迫してんだよ、って話だが。
 で、またいつものダメパターンの如く、製品版を買ったあとになって体験版を最後までやってみたりするわけでね、ええ。面白かった。主人子がいろんなモンスターに変身するというのがこのゲームの肝なわけですけども、変身する度に攻撃動作が変わってしまうために操作に慣れづらかったということだったみたいですな、どうも。慣れてくると動かしててちゃんと楽しく感じられる。それでも聞いた話では、デモ版で遊べる部分は製品版で遊べるその先(デモ版で遊べるのはチュートリアルを兼ねた最初のシーン)に比べるとつまらないという評判で、そうなると、かなり期待していいんだろうか。……うん、実はまだ製品版はやってない。Xbox360ソフト、買い込みすぎたなぁと自分でも思ってますわ。もう6本て。おかげで手が回らなくて、起動すらしてないのが3本ですよ。嗚呼。ダメだな自分。


 ちなみに、このソフトに関する話では必ず言われる「キャラクターが日本人向けじゃない」ですが、まぁ確かにその通りではあるものの、でも個人的にはこれでよしと思う。日本人向けのキャラクタが動く日本のメーカーが造ったようなゲームを期待してXbox360を買ってなんてないからね。日本で売るにはそれじゃダメとは分かっているけど、今さらそんなことを気にすることもなかろうし、ましてや「日本版だけ日本人向けのデザインに変えましょう」なんてされた日には、そのほうが自分としてはよっぽど嘆かわしい事態。日本風のゲームに擦り寄るんじゃなくて、海外のゲームそのままの面白さをXbox360が日本人に分からせたるってくらいの意気込みを期待したい。いやごめん、これはこれでどうしようもなく空想物語だな、と自分でも書いてて思った。
 しかしまぁ、「日本版だけ日本人向けにデザイン変えましょう」ってのは、『パーフェクト・ダーク ゼロ』の主人公の吹替えに釈由美子を起用したり、『ナインティナイン・ナイツ』の主題歌にBoAの曲を起用したりなんてことしか考えられないようなMSKKならできるわけもないので、そういう意味では安心かね。随分と嫌な安心の仕方だが。かつては『Halo』に日本人ためだけに低難易度を付けさせるくらいしたらしいが、自業自得の部分もかなり大きいとは言え、今のMSKKに当時と同じレベルのやる気を期待するのは酷と言うものだろうなぁ。