エミュレート

HALO Xbox プラチナコレクション

HALO Xbox プラチナコレクション

 『Halo2』のエミュレートに関してはあまり遊びたいとは思わないレベルということが分かったわけだが、そういえばこっちはどうだろうと、Xbox360で動かしてみた。
 劇的と言うほどでもないが、ロードは結構早くなっていて、グラフィックスもちょっぴり綺麗になっているような気がしないでもないが、気のせいだといわれればそうかもしれない。『Halo2』のように常にカクカクした感じはないものの、やはり時々カクっとすることがあり、プレイに支障が出るほどでもないが、初代Xboxがあるならそっちで遊ぶほうがいいように思う。


 ところでメモリ内のセーブデータを見ていて面白いなと思ったのだが、マイクロソフトの『プロジェクト・ゴッサム・レーシング3』がセーブに使う容量が1.2MB、フロム・ソフトウェアの『eM』が1084KBなのに対し、マルチプラットフォームであるエレクトロニック・アーツの『ニード・フォー・スピード モスト・ウォンテッド』が120KB、ナムコの『リッジレーサー6』が192KBとかなりの開きがあり、こんなところから思わぬ違いを見つけることができる。『NFS:MW』はマルチプラットフォームだから当然として、『リッジレーサー6』はやはり、Xboxで作ったことのないチームが手がけるとこういうことになるのだろう。プレイステーション2ゲームキューブではセーブに使うデータの大きさに注意しないといけないが、Xboxでは(初代XboxにしてもXbox360にしても)ギガバイト単位のハードディスクがある為に思う存分にメモリが食えるわけで、容量を抑える努力は、全くとはいわずとも、他機種ほど要らないはずなのだ。だからこそ、フロムソフトウェアが初代Xboxで出した『O・TO・GI』では破壊可能なオブジェクトがどれだけ壊されたかを記録し、それを次周のプレイに反映させることが出来たわけである。ちなみに『Halo』のセーブデータ容量は3MB、『Halo2』は4MBであることも記しておこう。


 とかなんとか書いてはみたけど、さすがにこれだけのケースでこんなこと言うのは無茶苦茶な理屈なのは自分でも一目瞭然で、じゃあ他のタイトルはどんなもんなんだろうと思ったわけだが、Xbox360ソフトはパッケージ裏にこそ必要容量が書いてあるくせに公式サイトの情報などにはそんなことどこにも載せていないし、Xbox360の互換リストにあるXboxタイトルもそんなにもっていない。しかし、今それしかないのであれば仕方がないと、とりあえず『NINJA GAIDEN Black』でデータを作って試してみたところ、なんともはや、結果は47KBであり、つまりここまでのエントリ全てパァというわけである。でも消すの勿体無いから投稿はしちゃう。
 ちなみに『NINJA GAIDEN Black』の動作であるが、序盤しかやっていないのでそれほど悪い印象は持たなかったものの、聞いた話では、ものすごい処理落ちが発生する場面などもあるようで、これも正式に互換リストに名前が入っているはずだが、初代Xboxで遊ぶことを勧める次第である。ていうか、初代Xboxは間違いなく今が買い時であろう。元々の数が絶望的なまでにないので、これ以上待ちを続けると恐らく目ぼしいソフトはほとんど手に入らなくなるはずで、アクションやFPSが好きならば今すぐ買いに走るべきである。