フルCGアニメ

 キーワードから飛んでくる人をがっかりさせないために敢えて商品名は書きませんけども、明日はあの有名なテレビゲームの第7作のその後を描いたOVAが発売になるようですな。その7作目の方は、何年か前に友人から借りてプレイしたことがありますが、いまいち馴染むことができずに1枚目のディスクの途中で止めてしまいました。ちなみに、それ以来そのシリーズの作品は1作もプレイしたことがありません。
 で、個人的にはそんな状況なのですが、実のところ、明日出るOVAを買おうかと思っていないわけでもない。どうやら品薄らしいという話しも聞きますけど、今のところ、明日近所の店に行ってあったら買おうかなという方向で。なんで興味を示してるかっていうと、映画の『ファイナルファンタジー』、同じスタッフの手がけた『ファイナル・フライト・オブ・ザ・オシリス』(『アニマトリックス』収録作品)と来て、その次に続くフルCGアニメの流れを見たいから。まぁ、昨日、『ファイナルファンタジー』のDVDを買った時点で既にそういう考えはあったわけだけども。敢えて本物の人間に似せた絵作りをせずにファミリームービー的なデフォルメのキャラクタを堅持するピクサーに対して、本物っぽさという写実的リアリズムを目指して描かれるこちらの流れは、実は結構興味津々と言うか。
 「本物みたい」と言っても、映画の『FF』にしても明日出るものにしても日本のものはキャラクタが2Dアニメ的なデザインから立体に起こされていてまだかなり相当にデフォルメはされてるわけだけど、その辺、キャラクタとそれ以外のモノとのデフォルメの程度の微妙な差異が生む(と、今のところ自分では感じ、考えている)奇妙な違和感だとかはもうちょっといろいろ見て考えてみたいところで。またもう一つ、単に「リアリティがある」「本物そっくり」と言っても、果たしてそれは本当に内部まで本物の人間として作られているのかという疑問があって、具体的に言うと今リアリズムで売っているほうのCGアニメは、確かに部分部分で外見的な要素を見れば肌のしわやシミまで細かく書き込まれているのだけれど、しかし実際にそのキャラクタがアクションしているところを見るとどうも肌が硬質な感じがして、もしかすると「肉」がちゃんと付けられていないのではないかという気がしていて(つまり、CGキャラクタに対してよく言われる揶揄であるけども、まさに「マネキン」のような感じ)、別にその道の技術者でもなけりゃ知識の欠片すらもないのだけれど、とは言え一視聴者としてでもそこらへんももっといろいろ見て考えたいなと。ええ。
 とか何とかほげほげと書いてたら夜も遅くなったので、この辺で。


 ああそういえば、ちょっと表現の仕方は違うけど『アップルシード』もフルCGアニメなんだっけか。そっちもいつか見てみないとな。