love

 昨夜、ベッドで横になってテレビを見ていたら『Deep Love』の作者の新刊のテレビCMがやっていて、「もしあの小説が話題になったのが今だったら、『Geek Love』なんて便乗本が出たりしたのかねー」なんて思ったりしたわけだけども、さっきそれを思い出してためしに検索してみたら、洋書で本当に『Geek Love: A Novel (Vintage Contemporaries)』なる本があった。そちらのgeekはオタクではなく身体障害者を指しているようで、『異形の愛』なる邦題で出ていた和訳本は残念ながら既に絶版らしい。勿論『Deep Love』とは何の関連も無い。ふぅむ。


以下、紀伊國屋書店BookWebの『異形の愛』の紹介文より。

人間存在の根源を問う、全米図書賞候補作。
フリークス版『百年の孤独』。
傾きかけたサーカスの団長が計画した「お金をかけずにサーカスを再建する方法」とは、妊娠中の妻にありとあらゆる毒薬を飲ませて、見世物用のフリークスを誕生させることだった。
親に望まれて生まれたフリークス同士の切なくも哀しい「異形の愛」は、信者自らが手足を切り落とすという破壊的な身体損傷カルトを生み出してしまう。
からだの異形とこころの異形、ふたつの異形が交差する愛と憎悪の行きつく先は…。