セーガー
『KILLZONE』の日本版がセガから出るらしいとのことで、まぁ、なんというか。
Xbox『Halo』の大ヒットを受けて、SCEヨーロッパが「よし俺たちもプレイステーション2でFPS出して一発当てるぜ」と意気込んで立ち上げた本作。発表当初こそは、誰が言い出したかは知らないが「Haloバスター」だか「Haloキラー」だかというご大層な看板を背負って、2ちゃんねる家庭用ゲーム板の『Halo』スレッド(現在は板の分割により、『Halo』のスレッドはシューティング板にある)にもキャンペーンをしに来る人がいましたけども、どうやら内容は伴わなかったようでありまして、いつの間にやらひっそり発売されひっそりと忘れ去られました。
それが過日、プレイステーション3用デモとして『KILLZONE2』なるものが発表されたとき、前作の事情を知らない方々やその他諸々の人らから無邪気な賞賛を得て一気に名が広まったわけでして、今回の日本版発売もその勢いを借りていざゆかんという流れのものでありましょう。とは言え、さして評価が良かったわけでも何でもないのは事実なのであり、
「セガは、なんてバカなことをするんだ」
「あぁ、セガだからな」
「セガじゃあ、仕方ないな」
なんて悲しいやり取りが脳裏に浮かんだわけであるよ。『デビルマン』見たこと無いですけども。
ちなみに 廃刊ダメゲーマーさんは7月27日のところで「SCEA制作のFPSなのになぜセガなんだ?」と書いてますが、海を渡ると発売元が変わるのはままあることでございまして、例えば同じくSCEヨーロッパの『ゴーストハンター』は日本ではエレクトロニック・アーツが発売しておりますし、SCEジャパンの『オペレーターズ・サイド』は北米ではコナミが出しております。ただまぁ、それがないにしても、ただでさえFPSと言うジャンルにはなかなか目を向けてもらえない日本で、評判が良いわけでもない『KILLZONE』は自分らの手では出さないという判断をSCEJがしたのであれば、それは非常に頷けるところでございましょう。