エトセトラ

王様と私<特別編> [DVD]

王様と私<特別編> [DVD]

 レポートのネタに見ているのだが、なかなか面白い。1956年の作品で、アジア人への理解の足りない作品と言われているらしいが、さしてそうも思わなかったのはこちらの見る目が無いからか。まぁ、タイで上映禁止になる内容なのは分かるけど。
 ユル・ブリンナー演じるシャムの国王が、とても偉そうで、威厳があって、でもそれでいてどことなくお茶目な感じもするのが大変よろしい。あと、自分が主催したパーティが終わった後、広間のテーブルに一人残って「フォークは、取るそばからこぼれる」と言いながら使い慣れた箸でご飯を美味しそうに食べてるのもいい。とんだ萌えキャラだなこりゃ。
 周防正行監督の『Shall we ダンス?』の題名の元ネタであり、その劇中でも流れる名曲『Shall we Dance?』は、このミュージカルのナンバー。ってのは、『Shall we ダンス?』の中でも説明されるらしいね。ちゃんと見たことないから知らん買った、今度そっちもレンタルしてこよう。
 ところで、リチャード・ギア主演の『Shall we Dance?』は興行的にどうだったのだろう。確かアメリカだと、評論家の間では「レンタルショップに行って日本版を借りて来たほうがいい」と酷評されつつキャストの人気のおかげでそれなりに客は入っている、というようなことをテレビで見たが。