http://www.sam1988.com/dl/re4deathscenes.zip
 2ch家ゲACT攻略板『biohazard4 攻略スレッド Area.81』より、『Resident Evil 4』(海外版『biohazard4』)のゲームオーバー場面集。国内版と同じものもあるが、やはりあちらのほうが過激。分かりやすくお約束な残酷描写である首切りから、胴体真っ二つ、串刺し、酸による溶解。
 アメリカではゲームの残酷描写の行き過ぎが問題になっていて、まぁ筆頭は日本でも先日規制を受けた『Grand Theft Auto』だが(というかあの神奈川県の規制は、アメリカでのその評判をそのまま持ち込んで形だけの議論で通しただけなのだけども)、個人的にはアレはゲームのコンセプトとして元々そういう「チンピラになろう」というものだから寧ろまだ良いほうで(現実に禁じられているという大前提があるからこそ、仮想の世界ででもそれを実行できることがひとつの価値になる)、例えば日本版も出た『プリンス・オブ・ペルシャ~時間の砂~』なんかは少々露出の多い場面もありはしたもののディズニー的な明るさに満ちた良作アクションだったのだが、過激化の流れに乗っかった続編は打って変わって暗く重い雰囲気の作品となってしまったりしている。


 未だにあの国はよく分からなくて、結局のところ、アメリカってのはモラルの問いかけがが厳しいのか緩いのか。テレビ番組や映画に関してはかなり厳しいレーティングがあるけど、一方でゲームではかなりやりたい放題だったりして、はてさて。今後のゲーム業界の成長という点でこれはもっと大きな問題になっていくのは間違いないと思うのだが、逆に言えば、テレビや映画でできないことを娯楽として提供していると捉えるならば、そこに縛りを入れるのはゲームというメディアのアイデンティティにもなりうるとも考えられるのかもしらん。そんなアイデンティティいらねーよ、と言われたらそれまでだが。まぁ結局のところは、まだ歴史の浅いメディアだから世間一般に対する倫理の理屈が確立しておらず自制が利かないというだけのことなのだろうけど。