Halo 2 リミテッドエディション

Halo 2 リミテッドエディション

 『Halo2』を始めてプレイしたときに一番感動したのは、レクゴロ(ハンター)が仲間になったところ。仲間になった2匹のレクゴロが盾を前に構えながら、先頭に立って敵の待ち受ける部屋の中へじりじりと進んでいく背中を見つめて、「なんと頼もしい仲間!」と感激したものあった。残念ながらレクゴロと共闘する機会はアービター編の最後の方に少ししかないのだけれども、しかしこの1シーンこそが自分にとってアービター編最大のポイントといってよかった。
 やった人は分かるとおり、話の進行はイベントムービーに負うところが大きい。ひとつひとつ見てもそこそこ尺の長いものばかりで、製作に相当に力が入っているのは分かるのだが、しかし小説や映画などと違ってプレイヤーがキャラクタを操作することで物語世界に没入しうるゲームというメディアにあっては、あらかじめ決められたムービーやイベントシーンだけで全てを語るのは少々勿体無いというか。いやまぁそれもいいのだけども、しかしせっかくゲームというメディアで表現されているのだし、イベント以外の部分でも何かを感じられる要素があれば尚素晴らしい。自分にとっては、それがレクゴロの背中だった。あの瞬間、自分はゲームのプレイヤーでも人間でもなくコヴナント軍サンヘイリ族の一人として、仲間であるレクゴロに頼もしさを感じた。周囲をうろついて射線を遮るばかりの海兵隊を連れるマスターチーフ編などよりも、よっぽど好印象だったのは言うまでもない。


 で、昨日終えたところの3周目でも、そのシーンに差し掛かるなり嬉々として「よっしゃ行くぜ野郎ども!」とばかりに珍しく戦闘きって突撃しようとしたのであるが、どうもレクゴロの盾には移動時に当たり判定が生まれるのか、いきなり背後からどつかれるかたちで即死させられた(背面からの攻撃は即死)。し、しどい……。