教科書代がいくらになるかまだ分からんっちゅーてるそばから、こうやって散財を……。
 原作の漫画はかなり前に『ヘルボーイ:チェインド・コフィン (小プロワールド コミックス)』だけ読んだことがあって、それがこの映画に興味を持ったきっかけなんだけども、映画化を聞いたときにもう一度読もうと思って探したのに見つからなかった。部屋のどこかにあるはず。と思って今本の山を覗いたらあった。ちゃんと整理しないとな。さすがに埋もれていただけあってカバーや端のところはボロボロだが、まぁ読むには支障なかろう。あとで読むか。

 映画の方は、うぅむ。退屈ではないが、どうにも食い足りなさが。この手の映画の1作目は世界観や登場人物の説明である程度時間食うのは避けられないので、見る前から多少とはいえ知識のある身からすると話に物足りなさを感じるのは仕方がないのかもしらん。エイブラハム・サピエンは文句なしにかっこよくて、そこは最高。あまり活躍はしないが、出番はそこそこあるし。ま、製作は決まっているらしい2作目に期待かなぁ。もっとオカルトが欲しい。あと、昨日テレビでやっていた『トータル・フィアーズ [DVD]』もそうだが、悪いことはなんでもかんでも「ナチスの仕業」で片付けるのはどうかと思う。いや別に政治的にどうとかじゃなくて、もう話のパターンとして使い過ぎのような。
 引っかかったのが二つあって、ひとつは皆思ったであろうヘルボーイのちょんまげ(手元にある原作にはそんな髪はない)。もうひとつは、信仰の程度は人それぞれとはいえ、角のついた全身真っ赤な生き物を見てすら(博士はともかく)あの兵士たちがすんなり彼を受け入れたっぽい描写はどうも腑に落ちん。どう見たって悪魔じゃん。


 ところで、20日UMDでも発売するらしいが、DVD版とほぼ同じ値段なのに特典映像入りのディスク2が丸々削られているのはどうかと思う。そうまでして売れるほどUMDなんて魅力ある規格でもないだろうに。PSPでしか見られんし、映像・音声共に外部出力なし。なんだってそんなもん売る気になるんだか、偉い人の考えることはよく分からんね。