とりあえず二本
- 出版社/メーカー: タイトー
- 発売日: 2003/12/25
- メディア: Video Game
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んー。3Dアクションにおける定番の壁、カメラ。壁走りとか滑空とか、マップの上下の広がりを生かすジャンプ系アクションが結構あるのに、肝心のカメラがスムーズに動かないのは痛いな。特に縦方向には弱いような感じで、上に段差のようなものがちらりと見えたけど……となったあと、再びそこの段差を視界に入れて確認するのが大変。「んなもんいちいち確認するより実際に行って見ろ」ってか? どこになにがあるか分かってる製作者自身がテストして通しちゃった典型的ダメ例かね。カメラを動かしての状況確認に手間取るから、せっかくの気持ちの良いアクションが繋がらない。単に2周目推奨ゲームていうだけなのかもしれんが。
しかし、製作者のやる気は伝わってくる。タレントゲーというレッテルを貼って安心してスルーするには少々勿体無いかも。とりあえず公式サイトの特典例見とけ。特に例3。ファミ通WaveDVDの紹介ムービーで実際に見て知ってたけど、これを聞いたときはスタッフに頭下がったね。そこまでやるのかよ、と。そこいらの、主人公のモデルにタレントを使っておしまい、なんてユーザーを舐め腐ったゴミじゃあない。ゲームとしても、剣戟システムは最高。これは文句なし。考えた奴天才。
今は高くてもせいぜい1000円台には落ちてると思うので、見つけたら買っとけ。
大穴
- 出版社/メーカー: サミー
- 発売日: 2004/01/08
- メディア: Video Game
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説明書の操作説明のページで既に「やる気なくね?」という感じがぷんぷん。ただ機械的に表にまとめてあるだけだし、各ボタンへの機能の割り振りにもちょっと首をかしげる。
全然「斬っている」感覚もないわ、ロードは頻繁だわ、ムービーがちょくちょく挟まる割りにストーリー解説も何もなく進むから意味不明だわ、でもステージ構成は単純で単調だからとりあえず先に進んで出て来る敵を倒してさえいれば良いわ、ステージクリア後のリザルト画面では何故か主人公とプレイヤーの消費カロリーがそれぞれ表示されるわと、もう書き出すとろくなもんじゃない。でも2時間続いた。単にどこで止めて良いのやら分からなかったから、と言えばそれまでではあるが、しかし「そう悪いもんでもない」と感じさせるものもあるように思う。
あっさりゲージが溜まって結構乱発もできる二刀流は正解。群れる雑魚を蹴散らすも良し、ボスへの連続攻撃として使うも良し。ステップも、雑魚戦で集られたときや攻撃動作に入ったときに間合いからさっと抜け出すために使える。ジャスト攻撃だかダッシュ攻撃だか(リザルトを見るとダッシュ攻撃という項目があるのだが、説明書にはそんな攻撃名は載っていない。謎)も、乱戦時に抜け出すのに使えるし、攻撃に専念するあまり一箇所に止まり過ぎてあっさり囲まれて終了なんてことへの対策にもなっている。ガードは、雑魚戦では群がる敵の動きをいちいち見てられなかったりもするのであまり使えないが、ボス戦ではちゃんと敵の動きを見ながら使えるので良し。
大まかな部分では良いんだけど細かい部分でストレスが溜まる、ていうゲームはよくある。これの場合、大まかな部分はどこもイマイチだが細かい部分が意外と気持ちよく遊べる、といったところ。簡単に言えば、よくできたSIMPLE。そう割り切って買うなら、2100円くらい余裕で出せる。多分どこ行ってもワゴンセール状態だと思うので、持ってない奴は今すぐ買いに走るように。作ったのはディンプスという会社らしいが、このエンジンでSIMPLE作らんだろうか。悪くないと思う。
まぁ、まだ途中なのだが。あと「七人の侍」というタイトルに関しては忘れた方が良い。何も考えないように。いや、ホント。だいぶ前に一度見たきりだから内容的な繋がりがどこまであるものなのかは分からないが、そのあたりに期待してプラスになるものは何もない。オリジナルの権利を誰が持っていたかは知らんが、売るにしてもちゃんと相手を選べっつーの。
うわ、ディンプスの相談役、この人かよ! こんなとこでまでこの名前を見るとは思わなんだ。一体どんなつながりでこの業界にまで……。