サイバーフロントとは何なのか

 何でそうしていたのだったかは忘れてしまったが、昨日、サイバーフロントの公式ウェブサイトを見ていて、酷いことに気が付いた。

アルカニア ゴシック 4 - Xbox360

アルカニア ゴシック 4 - Xbox360

nail'd(ネイルド) - Xbox360

nail'd(ネイルド) - Xbox360

WRC FIA World Rally Championship - Xbox360

WRC FIA World Rally Championship - Xbox360

テストドライブ アンリミテッド2 - Xbox360

テストドライブ アンリミテッド2 - Xbox360

 3月24日、31日、4月7日、14日と、4週連続でXbox360ソフトを発売するつもりらしい。最後の14日に至っては、レース・ゲームとドライブ・ゲームと言う違いはあるものの、車のゲームを同日発売。前週7日の発売タイトルが、オフロード・バイクとは言えやはりレース・ゲームであることを踏まえると、何かの間違いなんじゃないかと思えてくる。
 元々Xbox360は同時期にやたらとソフトの発売が集中することが多く、常に複数タイトルを視野においているユーザーからは、何故いつもいつもそう集中して大散財させるのかと嘆く声もよく出るのだが、ひとつのメーカーがここまで頑張っちゃっている図は、今までなかったんじゃないだろうか。大体、この日本で1年のうちにXbox360用ソフトを5本出すってだけでも、相当のリスクを抱えているはず(ちなみに予定では、今年はまだ『code_18(仮称)』の発売も控えている)。何かよっぽどの事情があるのか、それともよっぽど頭が疲れている人の多い会社なのか……。


 なんてことをウダーっと思っていたのだが、ふと、海外のタイトルはほとんどがマルチ・プラットフォームのはずだよなと気が付き目をやると、24日の『アルカニア ゴシック 4』を除くと、プレイステーション3でも状況はほとんど同じだった。

nail'd(ネイルド) - PS3

nail'd(ネイルド) - PS3

WRC FIA World Rally Championship - PS3

WRC FIA World Rally Championship - PS3

テストドライブ アンリミテッド2 - PS3

テストドライブ アンリミテッド2 - PS3


 元々予定されていた発売日から延期してここに収まってしまったタイトルもあるそうで、海外タイトルのローカライズとなると、調整もいろいろ大変なのかもしれない。Xbox360にある『アルカニアゴシック 4』がPS3にはないのは、オリジナルである海外でまだPS3版が出ていないからだ。海外で発売が延期されてこちらの発売日を跨いでしまうようなことがあれば、こちらも延期させなければいけなくなるし、バグについても、おそらくパッチの開発は海外の開発元がやるのだろから、日本版が出る前に何かあれば、その対応にもまた時間がかかるかもしれない。
 ローカライズを「させてもらう側」という立場の弱さと言うか、こればかりは、海外のオリジナルの発売元と開発元に、サイバーフロント側が歩調を合わせるしかないのだろう。何と言っても、これだけあって国内タイトルが2本しかないのだから、そこは大目に……。


 なんてことをンボーっと思っていたのだが。

 PSPで見事に国内タイトルを、それも同じギャルゲーをかぶらせていた。
 一体何を目指しているんだサイバーフロント