第2回 Xbox360のシューティングゲームを数えてみたよ

 『ライデンファイターズ エイシズ』のゲーム・オン・デマンド配信決定の報を聞いて気分がちょっと盛り上がったので、去年の10月に続いて、2度目のカウント。


 まずシューティングの線引き。フライトシューティングとかFPSとか、3Dのもの、アクションゲームと言う分類の方が近そうなものは省き、できるだけ狭義のシューティング、国産2Dシューティングゲームというとこで絞っていきたいところ。この辺は去年と同じです。文章もコピーです。
 ちなみに、配信タイトルの価格の欄にあるMSPとはマイクロソフト・ポイントのことで、Xbox Live上で利用する仮想マネーです。1ポイントが1.5円になります。固定レートですが、ゲーム屋や家電量販店などで売っているプリペイドカード自体は値引きされていることもあります。例えば、3500マイクロソフト・ポイントのプリペイドカードは定価では5,250円ですが、もしこれが4,100円で売っていれば、1MSP = 1.2円になります。購入のときは少し心に留めておきましょう。コンビニなどでも買えますが、その場合は値引きされません。
 なお、パッケージの価格欄にある値段は消費税込みです。


 えー、若干ややこしいので「販売形態」の項について先に説明します。この項には、パッケージ、XBLA配信、XBIG配信、GoD配信の4種類があります。
 「パッケージ」は、ごく一般的なパッケージ販売です。「XBLA配信」は、Xbox Live アーケードで配信されているタイトルです。「XBIG」配信は、Xbox Live インディーズ・ゲームで配信されているタイトル。このサービスで配信されているゲームはアマチュア製作のものです。そして最後、「GoD配信」は、ゲーム・オン・デマンドで配信されているタイトルを指します。これは、Xbox360のパッケージタイトルをオンラインでデータ販売するサービスです。

発売日 タイトル メーカー 販売形態 価格
2006/07/26 ギャラガ バンダイナムコゲームス XBLA配信 400MSP
2006/07/27 旋光の輪舞 Rev.X グレフ パッケージ 2,940円
2006/08/30 タイムパイロット コナミ XBLA配信 400MSP
2006/09/13 スクランブル コナミ XBLA配信 400MSP
2007/04/18 ジャイラス コナミ XBLA配信 400MSP
2007/05/23 ゼビウス バンダイナムコゲームス XBLA配信 400MSP
2007/12/13 式神の城 III アークシステムワークス パッケージ 6.090円
2008/01/09 オメガ・ファイブ ハドソン XBLA配信 800MSP
2008/01/30 Rez HD キューエンタテインメント XBLA配信 800MSP
2008/02/27 トリガーハート エグゼリカ XBLA配信 800MSP
2008/03/27 ライデンファイターズ エイシズ サクセス パッケージ 7,140円
2008/04/09 斑鳩 トレジャー XBLA配信 800MSP
2008/08/20 ギャラガ レギオンズ バンダイナムコゲームス XBLA配信 800MSP
2008/10/02 雷電 IV モス パッケージ 7,140円
2008/11/20 オトメディウス G コナミ パッケージ 6,980円
2009/02/04 R-TYPE Dimensions マイクロソフト XBLA配信 1200MSP
2009/02/19 怒首領蜂 大往生 ブラックレーベル EXTRA 5pb. パッケージ 7,140円
2009/02/19 シューティングラブ。 200X トライアングルサービス パッケージ 7,140円
2009/04/23 デススマイルズ ケイブ パッケージ 7,140円
2009/05/06 スペースインベーダー エクストリーム タイトー XBLA配信 800MSP
2009/06/25 まもるクンは呪われてしまった! ガルチ パッケージ 6,279円
2009/07/26 クレッシェンドシンフォニー nakfiv XBIG配信 240MSP
2009/08/05 尊い犠牲 Ultimate sacrifice TEASOFT XBIG配信 80MSP
2009/08/10 X OVER (クロス・オーバー) sectionS XBIG配信 240MSP
2009/09/08 旋光の輪舞 Rev.X グレフ GoD配信 2000MSP、2,940円
2009/11/05 ナムコ・ミュージアム バーチャル・アーケード バンダイナムコゲームス パッケージ 4,179円
2009/11/17 ライデンファイターズ エイシズ サクセス GoD配信 2000MSP、2,940円
2009/11/26 虫姫さまふたり Ver 1.5 ケイブ パッケージ 7,140円
2009年秋 レイストーム HD タイトー XBLA配信 1200MSP
2010年春 エスプガルーダ 2 ブラックレーベル ケイブ パッケージ 未定
発売日未定 0 day Attack on Earth (トレーラー スクウェア・エニックス XBLA配信 未定
発売日未定 ストライクウィッチーズ(仮題) サイバーフロント パッケージ 未定
発売日不明 KOF スカイステージ SNKプレイモア XBLA配信 未定
ケツイ 絆地獄たち EXTRA 5pb. パッケージ 未定

 注釈がたくさんあります。


※パッケージ版の『旋光の輪舞 Rev.X』は既に廉価版が出ているので、その価格を載せました。発売日は通常版のものです。
※『怒首領蜂 大往生 ブラックレーベル EXTRA』は、ゲームの進行を妨げるバグやソースコードの盗用が発覚しており、出荷停止中のようです。現在パッチが開発中ですが、こちらもまだはっきりとした内容やパッチ配信の時期は発表されていません。このゲームに興味のある方は、今のうちに店頭にある分を購入しておくか、まだ様子見をするか、各自でお決めください。
※『ナムコミュージアム バーチャル・アーケード』は、複数のクラシック・ゲームとそのアレンジ版などが収録されたタイトルです。XBLAで配信済みのものと重複するゲームを含むほか、シューティング以外のゲームも収録されています。
※『エスプガルーダ 2 ブラックレーベル』は、公式ウェブサイトや商品ページががまだないので、アーケードの『エスプガルーダ 2』公式ウェブサイトにリンクしています。
※『0 day Attack on Earth』は、他のタイトルにあるような公式ウェブサイトや商品ページが存在しなかったので、内容が分かるようYouTubeスクウェア・エニックスチャンネルで公開されているトレーラーにリンクしています。
※『ストライクウィッチーズ(仮題)』は、はっきりとしたゲーム内容はまだ発表されていないようです。
※『KOF スカイステージ』は、ソフトメーカーの公式ウェブサイトにリンクしてあります。音が出ますので、音量に注意してください。新しい情報がアーケードに関するものばかりで、Xbox360版の発売日等に関して詳細なデータが見つからなかったので「発売日不明」としました。Xbox360版については、発売中止ということではまだないようですが、興味のある人はよく注意しましょう。
※『ケツイ 絆地獄たち EXTRA』は、現在「発売未定」です(「発売日未定」ではありません)。この表に入れていますが、集計ではカウントしていません。発売に向けて前向きに検討中というコメントが発表されていますが、本当に発売するかどうかは、今の時点では分かりません。


 長くなりそうだったので、この注釈だけは別に。
 『旋光の輪舞 Rev.X』と『ライデンファイターズ エイシズ』は2つありますが、これはパッケージとゲーム・オン・デマンドを別々に掲載しているためです。後に掲載されているものが、ゲーム・オン・デマンドで配信されている方のデータになります。ゲームの内容は、パッケージも配信もどちらも全く同じです。
 「タイトル数を数える」と言う趣旨から言えば一緒にするべきなのですが、表がぐちゃぐちゃになってしまうため、仕方なく分けました。ちなみに『ライデンファイターズ エイシズ』は、パッケージではまだ廉価版が発売されていません。
 なお、ゲーム・オン・デマンドの価格にも、マイクロソフト・ポイントと日本円の2つの表記があり、価格が微妙に違います。より正確に言うと、日本円で買うほうが60円安いです(1MSP = 1.5円換算)。ただし日本円で購入するためにはクレジットカードの利用が必須になりますので、ご注意ください。

 
 タイトルについては頑張って思い出してみましたが、もし漏れているのがあれば、すいません。パッケージはまだいいんですが、Xbox Live アーケードは、マイクロソフトがちゃんと配信スケジュールを公開しないこともあって、しっかり情報のまとまったところがないんですよね。ソフトメーカーも、パッケージと違ってなかなか公式ウェブサイトを作らないですし。Xbox Live インディーズ・ゲームも、実際にマーケットプレースを覗いて探すしかない。結構、面倒です。もう一度言っておきます。漏れてたら、すいません。



 で、さて、結果です。『ケツイ 絆地獄たち EXTRA』を除き、『旋光の輪舞 Rev.X』と『ライデンファイターズ エイシズ』の重複分も省くと、31本あります。『ナムコミュージアム バーチャル・アーケード』には重複含めて複数のゲームが収録されてますが、Xbox360初登場のシューティングもちゃんと入ってますので省かず、1本でカウントしています。去年が21本ですので、1年で10本増えたことになりますね。まだ発売前のものも含んでいますが、その集計方法は去年も同じですので。発売日もしっかり書いてますから、どうしても気になる方は、どうぞ自分で発売済みタイトルだけをピックアップして数えてみてください。
 それにしても、1年で10本。うーん。本当に過疎ジャンルなんですか、シューティングって。盛り上がってるとは言えないけど、決して悲観的になるほどの状況でもないような。移植タイトルが多いので、特にアーケードとはかなり重複はしますが、Xbox360以外のプラットフォームにだってシューティングはたくさんあるわけですからねぇ。まぁ、シューティングなら何でもいいんだ、て言うわけにもいかないから、「自分に合うシューティング」と絞って探すと、10本ペースでもやっぱり苦しい状況か。


 今後の展開で言うと、ケイブさんは、まだ何本か出したいと考えているようです。Xbox Liveで配信して欲しいシューティングのアンケートを取ったりなんかもしていますし、またファミ通Xbox360のインタビューで、Xbox360のオリジナル・シューティングを作り始めたとも語っています。16:9の画面をフルに使った縦シューティングにしたいとのこと。ちなみに、アーケード用の新作は横シューティングになるそうです。
 他のメーカーさんは、どうでしょうね。どこにも話が出てないので分かりません。そんなもんです。



 というわけで、はい、Xbox360のシューティングソフトは何本あるか。去年から10本増えて、31本でした。おしまい。