ライトにもほどってものが

 ライトノベルのライトが何を指す単語なのかということについては諸説ありっていうか、まぁ最初は「軽い」で使われたという事実がすでにほぼ決まっているのだろうけど、過去においてはともかく現在においてはそれを認めたくないと思う人もたくさんいるようで、いやそれはどうでもよくて。
 休み中に何か読んでおこうと思いつつ、いつもどおり再読にばかり偏ってしまって今回もジャック・ライアンと金田一耕助ばっかなのだけど、一応こないだ『アビスゲート 2巻』読んだ。んだがー。んー。どうなんだ。いくらライトノベルだからって、あんなにも内容が薄くて、一冊の本という商品として存在が許されるのかあれは。直前まで文春文庫のジャック・ライアンもの読んでたのも悪いのかも知れんけど、いや、でもーなぁ。1巻読んだときも同じこと感じたけど、2巻でもまた同じとなると、気になりすぎる。
 ライトノベル全般としてはどうなのだろう。『アビスゲート』だけ、もしくはあくまで書き下ろし形式の一部だけと信じたいのだけど、もう何年もライトノベルをしっかり読んだことがないのでどうにもな。んー。『スレイヤーズ』とかこの機会に読み返してみるべきだろうか。『アビスゲート』がライトノベルとしても特にすごい薄い(内容ではなく物理的に本として)ってわけではないと思うし、文字がでかすぎるとも思わないのだけど、でも昔読んだ『スレイヤーズ』ってもっとちゃんと中身あったよなぁ。そこが記憶違いなのかしら。なんなんだろう、あのスカスカ感というか、読んだ気のしなさは。こっちがびっくりしちゃったよ。