ぶれいどすとおむ

 1回のプレイでもそこそこ時間を食うというかなんだか意外と疲れるのでまだ3回目。1回目はルールの把握だけで終わってしまったのだけど、ちゃんと分かった2回目からはかなり楽しい。ま、最初のイベント契約(黒太子と一緒に闘うらしいやつ)もまだ終えてない序盤も序盤なので、この先もずっと同じ調子と言うことは無かろうけど。

  • まず契約。選択画面で印の付いてるイベント契約をこなすとストーリーが進む仕組みなので、それは後回しにして他の契約から片付けて経験値や金を稼いでいく。
  • 契約のとき重要なのは、日数。日数=その契約にかけられるラウンド数。契約目標(○○砦を制圧せよ、など)を達成してしまうと自動的に契約終了してしまうので、2日以上の期間があるものは、契約目標は最終日に回して稼ぐ。
    • 契約目標の周囲の敵砦を落としていって最終日に向けた足場固めを、というのが基本なのかな。
  • 狙う砦の決め方。すべての兵科にはそれぞれ相性が設定されていて、自分一人は勿論のこと一部隊だけで砦を落とすのはかなり難しいので、味方の進軍ルートを確認してそれに沿うことが大事。逸れてはいけない。前線の敵砦から順番に落としていく、ということになる。
    • 時間がかかると、砦を落とす前にラウンドが終了してしまう。落とした敵の砦は自軍の砦として使えるようになるが、ラウンド開始時は常に自軍の砦からの出発となり、ラウンド内に落としきれなかった砦は次のラウンドでまた仕切りなおして攻めることになってしまうので、時間が足りないと思ったらすっぱり諦めて、落とせそうなところから回るのがよい。
    • とにかくマップが広く移動に時間がかかるので、一ラウンド内に複数の砦攻略をもくろむ場合は、できるだけ近接した砦を狙う。いくら弱っていて落とせそうでも、二つがあまりに離れすぎていては移動時間で大きなロスを生む。最初に出撃する砦を選ぶ際に、「ここを早く落とせたら、次はあっちに向かって……」と2〜3の攻略ルートを頭に描いておくのがよい。
    • 別の砦の攻略に向かう場合、まず友軍の進行ルートを確認し、他部隊との合流をちゃんと考えること。砦を落とすためには拠点隊長を倒さねばならないが、拠点隊長はその砦の周囲に散らばる防衛部隊を倒して行って防御ポイントをゼロにしないと出現しないため(他の方法もあるけど)、一人で突出しても意味が無い。とにかく味方の他部隊の動きに気を配る。

 無双の裏返しと言うか、発展系と言うか、再構築って感じだな。
 無双は広いフィールドを縦横無尽に一人駆け回って暴れるゲームだけど、その一方で、例えば『真・三國無双3』はしょっちゅう「伏兵出現、総大将苦戦」とか言って自陣に戻らされることが多く、『戦国無双』に至ってはひっきりなしに「あっちを倒せ」「そっちを阻止しろ」という指令があって、はじめて『真・三國無双2』をやったときの「これは面白すぎるだろ」という興奮はその2作で冷め切ったのだよな俺の場合。いやま、分かるけどな。プレイヤーを妨害する要素はあって当然だし、指令は「こうして攻めて行けばいいんだよ」というガイドの役割もあったのだろう。多分。でも、それに従わないとどんどん自軍の士気が下がって面倒になるものだから、「せっかくこんな広いフィールドがあるのに自由に走り回らせてもらえないなんて……」と不満ばっか溜まってしまっていた。
 そういう、プレイヤーに対する縛り・制約が、『ブレイドストーム』では、(俺には)納得できる形でシステムに組み込まれてる。ゲーム中にあーしろこーしろと言ってくるのではなくて、兵科による相性と部隊切り替えによって、最も基礎的な部分に「一人で突っ込まないこと」「予め決められてるルートを選ぶこと」という制限を持ち込んであって、そこから逸脱すると大変に面倒になる・難しくなる、というのがストレスにならず受け入れられる。「やらされてる」感じゃなくて、自分が「やってる」感がある。
 ま、無双と言う名前に対する「こうあるべき」という勝手な決めつけがありすぎるだけと言うか、単に順応性が無いだけど言ってしまえば、そうなのだろうけどもな。でも、俺の中ではとりあえず、こういうことなわけだよ。