今日のニコニコ市場

 31日分も集計されて、31日発売タイトルについてのデータはこれでようやく揃ったと行ったところかな。「俺はまだ発送されてねぇ!」という人も若干いるかもわからんが、まぁもうそれは例外と言うことで。
 昨日(30日集計分)の記事を先に読んどくと面白いと思います。


 1位はPS2涼宮ハルヒの戸惑い』限定版で購入者941人、累計1188人。通常版は104人購入、累計106人で6位。あっというまに1,000人超してしまったな。31日発売タイトルの累計としては、2位テイルズにダブルスコアの大差で圧勝。やはりこのあたりのアニメオタク層はさすが常にメインストリームを追い続けてるだけあって強い。強すぎる。ライト層のみならずオタク層においても、ゲーム(非アニメ)ユーザーの層はまだまだ薄いのかと実感しますな。ゲーム的に言えば、問題はこのPS2の流れもそろそろ次世代機のどれかに受け継がせなきゃいけない頃だと言うことだけども、ま俺は関係ないのでニヤニヤしながら楽しく見ているとしよう。据え置きは無視してPSPで定着しちゃうのかな。
 2位は昨日の集計では奮わなかったPS2『テイルズ・オブ・ディスティニー ディレクターズカット』の豪華版が558人。累計580人。ちなみにこの豪華版は既にアマゾンでは品切れのよう。通常版は購入者ゼロで、昨日の累計1人のままランク外。ここまで綺麗に豪華版だけ偏って売れるのもすごいが、品切れになっているので、「豪華版ないならいいや」で買うの止めてしまった人も少しはいそうな感じ。完全新作ではないしね。またDSのイノセントが一週間で累計304人だったことを考えると、いくらハードが売れているといってもDSではお気に召さない・まだPS2でいいよというファンが多いみたいで。新作『テイルズ・オブ・ヴェスペリア』は次世代据え置き機向けに作っていることだけは既に明言しているけど、『エースコンバット6』みたいにPS以外のハードに行ってまた「裏切りだ」とか「どうせクソゲー」とかいらぬバッシングを受けないといいですな。
 品切れでの急落が懸念された『大乱闘スマッシュブラザーズX』は、277人で3位。累計535人。ハルヒのみならずテイルズにもあっさり抜かれた格好。アマゾンでは未だに品切れで、マーケットプレイス出品のプレミア価格のものしかないようなので、近いうちの巻き返しは難しいか。それとも週末の入荷で一気に来るか。それとも、そもそもニコニコのユーザー層的に、アニメオタクやシリーズモノの根強いファンを相手にして敵うほどではないか? それでも4位とはかなり差のある数字だけども。
 4位は来ました、PS3版『デビルメイクライ4』。132人購入、累計175人。対するXbox360版は購入者35人で7位、累計128人。昨日の集計ではXbox360版が大差で上回って何事かと思ったけど、発売日分を入れるとなるほどやはり予想通りの数字。本体同梱の方は、PS3白が12人で12位、Xbox360はすぐ下13位で購入者4人の累計12人、PS3黒が5人で19位。PS3の本体同梱パックは昨日は集計されなかったので、累計無しです。合計すると、Xbox360購入者累計140人に、PS3が192人。
 さて4位は、これも昨日は奮わなかったPS3ディスガイア3』限定版で、購入者115人、累計118人。通常版は11位で購入者12人、累計16人。昨日は通常版の方が数字が多かったけど、31日発送分で一気に限定版が伸びた。ただそれでも、ニコニコにいるようなユーザー層を(俺のイメージで)考えると、ちょっと寂しいな。Xbox360の『デビルメイクライ4』程度と並んでいるってのは。今のPS3のユーザー層とディスガイアのファン層が、うまいこと重なってないということかね。もとよりPS3促進のため強引にこっちに持って来られてるタイトルなわけだけどさ。
 他に31日発売って言うと、PS3版『アサシンクリード』が購入者11人で15位、てくらいですか。DS『蟲師』とかWiiファミリースキー』とか他にも幾つかランクインしてるけど、その辺はどうでも。あとは31日発売ソフトじゃないけど、生産終了(?)の煽りと恐らくスマブラXで使いたいという需要なのだと思うが、ゲームキューブ用コントローラがここ最近ずっとランクインしてるのは興味深いな。
 以上ゲームカテゴリのランキング。6位までは総合と同じランクでした。


 さて昨日の絶不調の記憶も新しい『セガラリー』。検索して調べたところ、Xbox360版が1人買って累計2人になっただけで、当然ランク外。PS3版とPSP版はゼロのままだった。同じセガでも『龍が如く 見参』と『戦場のヴァルキュリア』は期待のビッグタイトルだ!と持ち上げられ、かつての『バーチャファイター5』もそうだったのだけどな。誰かついででいいから、こっちも宣伝してやれよ。また『ニードフォースピード プロストリート』は、PS3版を1人購入。PS2版とWii版とWindows版はゼロのままだった。レースゲームは意外と次世代機で数出てるんだけど、どれもこれも不遇だな。『ジュースド2』はXbox360が1人購入しているだけでPS2版とPS3版はゼロ。ブランド的に『グランツーリスモ』一強状態が定着しちゃって他はあまり売れないし、その本命のGTすらも手放しで誉められてはいない。ま、それは自業自得だけどもね。レースゲーム好きの人には質・数ともに十分な程度にあるようだけど、その感覚が外へ広がらず、「『DiRT』が日本では出ない」とかそう言うことになる。出ても買わない(レースゲームやらない)俺がうだうだ言うのも何だけどさ。望めるのはもう『マリオカートWii』くらいかしらん。ま、ニコニコ市場での売り上げだけ見て嘆くのもアホくさいか。