今日の購入物

日本の漢字 (岩波新書)

日本の漢字 (岩波新書)

探偵ガリレオ (文春文庫)

探偵ガリレオ (文春文庫)

 『日本の漢字』は、実は著者の講義を受けたことがあって、結構面白かったので。昨今よくある「正しい日本語」とかいう、一体なにを根拠に「正しさ」とやらを騙っていらっしゃるのか知れぬような怪しげな宗教っちゅーか似非語学っちゅーか、そういうのに辟易してる人なんかにはオススメなんじゃないかなと。いや、ま、普通に読んでも、面白いところはあると思うけどね。幽霊文字の件とか。実はまだ自分では読んでないんだけど、目次見れば講義で言っていたこととほぼ同内容なのは分かりますんで、オススメしちゃう。
 『写楽・考』は、本当なら小説は文庫化してから買うことにしているのだけども、去年出たばかりとなると文庫化はまだかなり先になると思われるので、もう我慢できずについ。
 『探偵ガリレオ』は、短編の推理小説が読みたいなと思っていたところに、先の直木賞受賞の勢いいまだ衰えずかちょうど平積みになっていたので、買ってみた。東野圭吾の作品なら読んだことあるし、自分と合わなさ過ぎるということはないだろう、と。思ったんだけど、よく考えたら、東野作品で好きなのっていうと『怪笑小説 (集英社文庫)』とか『毒笑小説 (集英社文庫)』とか『名探偵の掟 (講談社文庫)』なんだよなぁ。ていうか、他にも『名探偵の呪縛 (講談社文庫)』とか『超・殺人事件―推理作家の苦悩 (新潮文庫)』は読んでるけど、受賞してから「東野圭吾特集」なんて本屋のコーナーで並べられるようなのはほとんど読んだことないや。いや、確か何冊か買ってはみたけど、そのときは先に挙げたような際物系が好きだったから結局読まずに…………どこへいったかな。うぅむ。ま、今日のところはもう買ったんだから、読むしかないか。