必死こいて権力にしがみつく強欲爺と調子こいてる強欲成金がどうなろうと知ったこっちゃないわけで、テレビであの話題になるたびに鬱陶しくて「そういえば何年か前にタレント婆どもが喧嘩してたときも、しょっちゅうテレビで同じ話題ばっかりやっていて同じようにうんざりしてたけど、成る程、自分の中ではそれと同じレベルなんだなぁ」とか思ったりもするわけだけど、ふと、「ラジオって今どれだけ価値のあるメディアなの?」なんて疑問も浮かんだり。


 ラジオを聴くようになったのは小学5年生くらいだったかなぁ。最初は9時くらいのゴールデンの番組だったのが次第に深夜にシフトしていって、確か、そういう深夜ラジオで声優の声を聞いたのがアニメオタクになったきっかけのひとつだったとも思う。「アニメでしか聴いたことのない声の人が素で喋ってる」という衝撃。林原めぐみ椎名へきるのどちらが先だったかは失念したが、まぁ時期的にはほぼ同時だしわざわざ区別する必要もないか。ていうかまぁ、そもそも最初に聴き始めたゴールデンの番組ってのもパーソナリティが寺脇康文岸谷五朗で、その岸谷五朗の声を聞いて「あれ、これってターちゃん(当時アニメでやっていた『ジャングルの王者ターちゃん』ね)の声やってる人だ」と思ったからなのだけどー。
 その後、見事にアニメオタクになって熱心に深夜の声優番組を聴くようになった(当時は声優ブームだかなんだかで、TBSラジオの深夜枠はことごとくそっち系の番組で埋まっていた。ちなみに最も良く聞いていたのがTBSだが、その理由はただ単に我が家での電波の入りが一番良かったからである。第二が文化放送で、部屋の中で他の電子機器が動いていると少し雑音が入る程度。今話題のニッポン放送とやらは、聞けないこともないものの雑音がかなりひどいので、ほとんど聞くことはなかった。サクラ大戦の番組を聴くためにがんばった記憶はあるが。←なぜか知らんがきたろう氏がパーソナリティだったんだよな……)。文化放送だったか、『天地無用!』の番組とあかほりさとるの番組の合同公開録音にも行ったっけか。日射病になったのか極度の緊張と弛緩のギャップからか、帰りの電車でぶっ倒れかけたのを良く覚えてる。『同級生』の番組も公開録音に応募して当選したけど、これは直前で怖気づいて結局行かなかった。懐かしいのぅ。探せばまだ当時の当選通知ハガキが引き出しの奥の方にでもあると思う。
 閑話休題
 でも、肝心のアニメオタクの方が疎かになってゲームオタクに転身したあたりでラジオも聞かなくなった。その頃にはもう面白いと思えなかったし、声優にも興味なくなってたし。熱心だったのはせいぜい3〜4年くらいか。そのあとは、暇つぶしもかねてTBS月曜深夜の伊集院光を聞くくらい。これは、何度か途切れつつも実はいまだに聞いてる。面白いのかと言われると微妙だが(あまりのひどさに途中で聞きたくなるときもあるくらいだし。特にスタッフや若手芸人いじりの企画なんか)、暇を潰せさえすればそれで良いのだし、何より今さら他の探すのも面倒だから、多分まだとうぶんはこのまま。


 で、いつの間にか思い出話になったわけだけどそうじゃなくて、ラジオにはどんだけの価値があるのだろうって言う。そんなことを思ったきっかけがもうひとつあって。我が家では新聞を取っているけど、自分の部屋でテレビを見るときに番組表を見るためだけに居間に行くのも面倒なので、パソコンが動いてるときはYahoo!でテレビ番組欄をチェックする。で、この間そんなことをしていて、ふと、テレビ番組表はあるのにラジオ番組表ってないな、ということに気がついた。他を見たら、gooでもテレビだけだし、livedoorですらネットラジオはあるものの普通のラジオはない。んーむ。テレビ同様にほぼ四六時中放送しているわけで、だから需要はまだまだあるんだろうけども、やっぱりテレビに比べると泣けるほど陰が薄い。というか、何か勘ぐりたくなるくらい薄すぎる気がする。はてさて。広告効果を考えると映像を使えるテレビの方がやり易いだろうから、そういうスポンサー企業とかの事情が大きく絡むのか? んーむ。謎だ。


 そういえばいつぞや友人と話したことがあったが、ラジオ局が過去の番組をソフトとして売り出さないのは何故だろう。これは、伊集院光のラジオ番組の過去の回をネットで流していたサイトがお叱りを受けて閉鎖したとか言う話題から流れた話なんだが、そういったデータのやり取りがされるということはつまり需要があるわけだし、何なら受注生産とかできんもんなのかなぁ、と。テレビドラマは、全てとは言わないまでもビデオとして販売される。それと同じこと。せっかく溜めこんだデータなのに、活用せず倉庫に置いておくだけなんてあまりに勿体無い気がする。まぁ、テレビドラマと比較すれば需要の数字は桁が違うだろうけど、ビジネスとして利益が出るか否かはそういった規模とはまた別だし、悪くないと思うのだが。それとも、検討した結果「利益が出ないからやらない」ということになってるのか? いやでも、それならそれで利益が出るように番組製作段階からの構造を作り変えるほうが良かないかとも思うし。ただ放送日当日に一度流して終わり、じゃねぇ。やっぱり勿体無い。



 で、と。どこら辺から話が脱線したのかな…………。


追記:
 TBSラジオ文化放送の番組がごっちゃになっている可能性が高いが、今さら思い出せんし調べるのも面倒なので調べずそのままに。あと、「聴く」と「聞く」は、特に意識して使い分けてはいません。変換キーを押して最初にうまく確定したものをそのまま使ってます。